「京阪3000系電車 (初代)」の版間の差分

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m →‎8000系の増備と置き換え: 3510は地鉄へ譲渡されたため、3516のみ解体
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一方、8000系の人気は予想を上回るもので[[出町柳駅]]や[[淀屋橋駅]]では本系列を見送ったり、本系列に1両だけ組み込まれた8000系中間車に乗客が集中するといった現象が見られた。このため、特急車を全面的に8000系に置き換える方針に変更され、本系列は主電動機などの機器を8000系に転用の上、廃車することとなった。これは、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)が京阪特急のライバルである[[新快速]]用として新造した[[JR西日本221系電車|221系]]への対抗策としての意味合いも込められていたとされている<ref group="注">本系列が、先代特急車1900系のように3扉・通勤車化改造されなかった理由は、8000系に主要機器を流用して、その新造費用を低減するためと、鋼体構造が3扉化に不向きだったためとされる。</ref>。
 
この計画変更のため、既に電話室が設置された3500型<ref group="注" name="type3500_selective">3510・3516・3518を除く3500型の偶数番号車は8000系就役開始後同系列に合わせて電話室が設置された。この際に機器撤去と車掌台側乗務員扉が固定化されていたため譲渡に適さず、このためこれらおよびこれらとペアを組む3000型数番号車は譲渡対象外としてそのまま解体処分された。また、未改造だった車両のうち、3510・3516は8000系第2・34編成の竣工に伴い改造済みの3504・3502を含む編成が廃車となる際にこれらと入れ替える形で、3518は8000系第3編成の竣工に伴い廃車されており、3516に関しては当時他私鉄への譲渡の商談が本格化する前であったことから、そのまま[[解体#鉄道車両|解体]]されている。</ref>については、編成の置き換えに際して残存編成の未改造車との組み替えが実施された。
 
最終的には1編成7両<ref group="注">1995年4月まで残存していた3006Fが選ばれたが、中間の運転台をなくすため、3008Fから3108・3608の2両を抜き出し、これらを3506・3005と置き換えてあった。</ref>と2両の予備車<ref group="注">前述のとおり、3006Fから抜き出されて余った3506・3005が予備車として残された。</ref>および[[富山地方鉄道]]および大井川鉄道へ譲渡された3500型と3000型の各10両<ref group="注" name="type3500_selective" />を残し、すべて解体された。