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[[ファイル:Milbekéis.jpg|thumb|熟成途中のミルベンケーゼ]]
'''ミルベンケーゼ'''(
[[ファイル:Käsemilben-Denkmal.jpg|thumb|right|ヴュルヒヴィッツ村のダニチーズの記念碑]]このチーズの伝統は[[中世]]初期までに遡るが、1970年ごろにはすでに老齢のリースベト・ブラウアー
ヴュルヒヴィッツには、現在、ミルベンケーゼ生産の再生を祝う記念碑が建てられているが、この碑の背面は空洞で、通行人や観光客が食べられるように、ここに定期的にミルベンケーゼが補充されている。
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[[ファイル:Milbenkäse02.jpg|thumb|left|円柱状のミルベンケーゼ]]
[[ファイル:Kaesekiste01.jpg|thumb|チーズの入った熟成用木箱<ref>ファイルの解説によると使われているダニは[[ケナガコナダニ]]である。</ref>]]
脂肪分が少ない[[クワルク]](熟成させないフレッシュチーズの一種)を脱水して数日間乾燥させ、塩と[[キャラウェイ]]で風味を付け、小さなボールまたは円柱の形に成形する。前者の場合には、中に[[ニワトコ属|ニワトコ]]の花を入れ、[[花柄|花の柄]]を外に出して[[セイヨウナシ]]のような形状とするが、これはダニをクワルクの内部へ万遍なく入り込ませるための工夫である。成形したクワルクを乾燥させてからライ麦粉の入った木製の箱に入れ、最低1ヶ月から3ヶ月間、チーズダニ (
完成したミルベンケーゼは日持ちがよく、数年以上の保存に耐える。味は[[ハルツァー]](ドイツ・[[ハルツ山地]]の酸乳チーズ)に近いといわれているが、やや苦味があり(年月と共に増す)、独特の風味の後味がある。香りにはアンモニアに似た臭気が含まれる。外皮についているダニもそのまま一緒に食される。
== 衛生と健康 ==
ミルベンケーゼの販売は、法的にはグレーゾーンにある。[[EU]] の規則
ミルベンケーゼは消化に良いと言われており、また[[チリダニ]]による[[ハウスダスト|ハウスダストアレルギー]]をやわらげるとも言われているが、(この食品の珍しさやデータの少なさ故に)いまだ充分な研究がなされていない。
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== 脚注 ==
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{{Commonscat|Milbenkäse}}
{{デフォルトソート:みるけんへえせ}}
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