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[[明治]]から[[昭和]]初期にかけて海外から導入された思想・技術と日本の文化が融合して多種多様な[[民間療法]]が生まれたが、霊気はこの民間療法における[[霊術]]・民間[[精神療法]]の潮流のひとつである<ref name="井村">井村宏次 著 『新・霊術家の饗宴』 心交社、1996年</ref><ref name="平野"/>。霊術の世界で「霊気」は、手のひらから発する癒しのエネルギーを指す言葉として一般的に使われていた<ref name="井村"/>。レイキは、臼井甕男が始めた'''臼井霊気療法'''(臼井靈氣療法、霊気)に始まり、これが海外で独自に発展・簡略化したもの<ref name="コトバンク・レイキ">[https://kotobank.jp/word/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AD-1492326#E5.8D.A0.E3.81.84.E7.94.A8.E8.AA.9E.E9.9B.86 レイキ 占い用語集] コトバンク</ref>。霊気は臼井の弟子の[[林忠次郎]]から日系アメリカ人[[ハワヨ・タカタ]]に伝えられ、レイキとしてアメリカで行われ、タカタとその弟子によって世界中に普及した。
 
レイキは身体に備わっている自然治癒力への東洋の信仰に基づくともいわれ<ref name="厚生労働省"/>、西洋自然[[魔術]]の伝統に連なるとも考えられる。施術者は、患者の治癒反応を促進することを目的とし、患者に軽く手を当てる、もしくは患者の真上に手をかざして、手のひらから「レイキ」というエネルギーを流すと考えている<ref name="厚生労働省"/>。[[ニューエイジ]]の考え方の一つとして、西洋では広く人気となった<ref name="Miller">{{Cite book|和書|author=David Miller |title=現代世界宗教事典—現代の新宗教、セクト、代替スピリチュアリティ|publisher=[[悠書館]]|others= {{仮リンク|クリストファー・パートリッジ|en|Christopher Partridge}} 編、[[井上順孝]] 監訳、井上順孝・井上まどか・冨澤かな・宮坂清 訳 |date=2009 |pages=325-326}}</ref>。レイキが存在するかということではなく症状や健康状態が改善されたかという点に着目して、多くはないが科学的研究が行われている<ref name="厚生労働省"/>。通常医療の代わりとするほどの証拠はない<ref name="厚生労働省"/>。
 
補完療法として行われることもあり、2007年時点で世界で500万人が実践しているとされる<ref name="寺石">{{Cite journal|和書|author=寺石悦章 |date=2008-03 |title=現代日本におけるレイキ : レイキはどのように紹介されているか |journal=四日市大学総合政策学部論集 |volume=7(1/2) |pages=1-21}}</ref>。健康維持や自己啓発に有効であるとも主張される<ref name="平野">{{Cite journal|和書|author=平野直子 |date=2013-03-30 |title=1920-40年代「精神療法」のなかの臼井式霊気療法」 |journal=宗教研究 |volume=86(4) |publisher=日本宗教学会 |pages=1093-1094}}</ref>。宗教で行われる手当て・手かざしとよく似ているが、レイキ関係者はレイキは宗教ではないとしている<ref name="寺石" />。
 
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{{commons category|Reiki}}
* [[臼井甕男]] / [[林忠次郎]] / [[ハワヨ・タカタ]]
* [[疑似科学]]/ [[心霊治療]]
* [[霊術]] / [[手当て療法]] / [[エネルギー療法]]
* [[ニューエイジ]]
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[[Category:ニューエイジ]]
[[Category:代替医療]]
[[Category:疑似科学]]