「各駅停車」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
29行目:
JR東日本では、電車線を走る近距離電車に「各駅停車」<ref>ただし同社の[http://www.jreast-timetable.jp/ 時刻表検索サイト]では、この電車についても「普通」と表記されている。</ref>、列車線を走る[[中距離列車]]に「普通」を使用しており、複々線区間では中距離列車は「普通」でも通過駅が設定されている路線がある。
 
例えば[[常磐線]]と[[中央本線]]のうち東京の快速電車運行区間(いわゆる[[常磐快速線]]・[[中央線快速]]運行区間)では、[[日本国有鉄道]](国鉄)時代からの名残で、[[近郊形車両]]を使用した「普通」と、[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形車両]]を使用した「各駅停車」が設定され、停車駅が異なっていた<ref>「平成16年3月13日ダイヤ改正の概要」、『鉄道ファン』第44巻第3号、交友社、2004年3月、101頁。</ref>。しかし、この案内は利用客にとって停車駅が分かりにくかったため、常磐線では「普通」の快速運転区間に限り「[[快速列車|快速]]」と案内するように変更されている(「[[常磐快速線#呼称統一までの沿革]]」も参照)。一方また中央線快速のうち[[立川駅]] - [[高尾駅 (東京都)|高尾駅]]間では2019年現在においても「普通」と「各駅停車」が並存して運行されている。[[上野駅]] → [[品川駅]]では、[[上野東京ライン]]の開業直後において常磐線からの列快速電車を「各駅停車」、常磐線中距離列車と宇都宮線・高崎線からの列車を「普通」として案内していた。中央線快速 [[立川駅]] - [[高尾駅 (東京都)|高尾駅]]間では2021年現在においても「普通」と「各駅停車」の案内が並存している(種別としての各駅停車の運転は2020年3月でなくなったが、下りでは快速運転区間終了後は「各駅停車」と案内しているため)
 
[[南海電気鉄道]]では[[難波駅 (南海)|難波駅]] - [[岸里玉出駅]]間の複々線区間において、東側2線を走行して[[今宮戎駅]]・[[萩ノ茶屋駅]]に停車する[[南海高野線|高野線]]の列車を「各停(各駅停車)」、西側2線を走行してホームがない今宮戎駅・萩ノ茶屋駅を通過する[[南海本線]]の列車を「普通([[普通列車#「普通車」|普通車]])」と使い分けている<ref>ただし、英語ではどちらもLocalである。</ref>。以前は東側2線を経由する本線各駅停車、東側2線を経由するものの両駅に停車しない高野線普通が存在していたため、南海本線を走る普通の停車駅案内では、下りの場合で「[[新今宮駅|新今宮]]、[[天下茶屋駅|天下茶屋]]と、天下茶屋から先は各駅に停まります」(上りはその逆「天下茶屋までの各駅と新今宮に停まります」)と案内していた。