「線形予測符号」の版間の差分

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[[FLAC]]音声コーデックでは、最大32次のLPC予測器を使っている。
 
== 予測符号化 ==
LPCはより大きな枠組みである'''予測符号化'''(predictive coding)の一種である。予測符号化とは「'''予測'''を利用した効率の良い'''符号化'''」の総称である<ref>"Predictive coding is a remarkably simple concept, where prediction is used to achieve efficient coding of signals" Bishnu S. Atal. (2006). ''The History of Linear Prediction''.</ref>。
 
予測符号化では予測器(predictor)が過去系列に基づいて現在の値を推定する。予測器が完全でない限り、実際値-推定値間には誤差/残差が発生する。逆にいえば、残差がわかれば正確な実際値がわかる。すなわち過去系列・推定器・残差が手元にあれば、算出された推定値に残差を足しこむことで実際値を復号できる<ref>"prediction error is added to the predicted value to recover the signal." Bishnu S. Atal. (2006). ''The History of Linear Prediction''.</ref>。変動量の大きい信号を予測符号化により小さい残差系列へ変換、この残差系列にさらなる符号化/圧縮をかけて伝達すれば効率の良い信号伝達が可能になる。
 
LPCは予測符号化のうち、サンプル間の関係を線形と仮定したものである。
 
== 関連項目 ==