「鎧伝サムライトルーパー」の版間の差分

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関連商品の[[マーチャンダイジング]]の主対象を子供に置いている[[子供向けアニメ]]として見ればその本旨からは外れるものの、[[塩山紀生]]のデザインした男性美形キャラクターたちによる青春群像劇は当時の女性アニメファンから絶大な支持を集め、本作品のマーチャンダイジングもこうした作品人気の影響を反映してか、次第に女性アニメファンへの訴求を図る方向へと移行していった。この人気は番組終了後もなお衰えることなく、主人公たちを担当した声優たちへの人気へも波及、彼らによる[[声優ユニット]]「[[NG5]]」の結成へと繋がっている。結果として本作品は、アニメ制作を手がけたサンライズには当時『[[機動戦士ガンダム]]』以来という巨額の版権収入をもたらすと共に、同様の盛り上がり方を見せた『聖闘士星矢』などと併せ、[[1991年]]頃までのいわゆる「美少年アニメブーム」の強力な牽引役をも担った。
 
他方で、こうしたキャラクターや声優に対する高い人気と反比例するかのように、テレビシリーズ中盤の[[視聴率]]や、メインスポンサーである[[タカラ (玩具メーカー)|タカラ]](現:[[タカラトミー]])が発売した玩具の売れ行きは振るわず、放送を続けていく上で致命的な状況を生み出した。特に玩具は、鎧の脱着をプレイバリューとしたアクションフィギュア「超弾動」シリーズを主力商品として展開した玩具は、玩具問屋で過剰在庫として積み上がる状況となった<ref group="注釈">1989年放送のドキュメンタリー番組『[[中村敦夫の地球発22時|地球発19時]]』(MBS制作・TBS系列)でNG5が取り上げられた際、彼らが人気となる一方で玩具はヒットしなかった事情も併せて語られ、タカラの担当者のコメントと共に問屋で不良在庫になっている様子が映像で紹介された。</ref>。このため番組後半では、超弾動シリーズの新作である輝煌帝烈火に留まらず、本作品よりと同じくタカラがメインスポンサーとして参加し半年遅れてスタートした特撮テレビドラマ『[[電脳警察サイバーコップ]]』(日本テレビ系列)<ref group="注釈">本作品と同じく、タカラがメインスポンサーとして参加していた。</ref>に登場する「サンダーアーム」のギミックを転用したなりきり玩具「烈火拳」を発売するなどのテコ入れも行われた。
 
=== 二重放送事故 ===
[[1988年]][[9月3日]]の放送にて、制作局である名古屋テレビ側の手違いにより、前週に放送済みであった第17話が放映されるという[[放送事故]]が発生した。これは当時、[[朝日放送テレビ|朝日放送]]が土曜の夕方にテレビドラマ『[[部長刑事]]』を放送していた都合上、前日の夕方に名古屋テレビが[[裏送り]]して先行放送していたという事情が絡んでおり、その裏送りの際のテープの取り扱いミスが原因となっている<ref group="注釈">参考リンク:[http://home-aki.la.coocan.jp/samurai17.htm 『鎧伝サムライトルーパー』第17話の二重放映事件]</ref>朝日放送向けに先行して流した後、その第18話のテープが誤って片付けられてしまったためとも言われている<ref name="magmix210127">{{Cite web|url=https://magmix.jp/post/45542|title=TVアニメ、3つの放送事故 子供たちが体調不良に、一週間待ったファンは絶望… |publisher=マグミクス|date=2021-01-27|accessdate=2021-01-27}}</ref>
 
放映開始後に機材を止めて正しいものに入れ替えて放映し直すわけにもいかないため、当日は誤って放映された第17話を最後まで放映の上、エンディングの末尾と次回予告時の2回、画面下部にお詫びのテロップを緊急に挿入するという措置が取られた。また本来放送予定であった第18話はOP前にお詫びのフリップ・アナウンスを挿入の上、翌週の9月10日に放映されており、予定通り第18話が先行放送された朝日放送では、9日の放送分を穴埋め番組で対応している。また総話数も当初予定していた40話から、1話減となる39話に変更される<ref name="magmix210127" />など、以降の放送スケジュールにも影響を及ぼす格好となった。
 
== ストーリー ==