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== 概要 ==
[[富山県]][[上新川郡]][[大山町 (富山県)|大山町]]上滝（現・[[富山市]]上滝）の[[常願寺川]]の[[河岸段丘]]上にあった<ref name=":20">富山大百科事典編集事務局編、『富山大百科事典 下巻』（585頁）、1994年（平成6年）8月、北日本新聞社</ref><ref name=":21">「角川日本地名大辞典」編纂委員会編、『角川日本地名大辞典 16 富山県』（492頁）、1979年（昭和54年）10月、角川書店</ref>。
戦前に開設された'''上滝公園'''を前身として、[[1958年]]（[[昭和]]33年）の第13回[[国民体育大会]]を契機に遊園地化が進められ、[[1961年]]（昭和36年）からは[[富山地方鉄道]]と上新川郡大山町が出資する大川寺遊園株式会社が経営した<ref name=":20" /><ref name=":4" /><ref name=":21" />。[[観覧車]]や[[ローラーコースター|ジェットコースター]]を備え、富山県内有数の遊戯施設として知られていたが<ref name=":20" /><ref name=":21" />、経営の悪化により[[1996年]]（[[平成]]8年）度をもって閉園し、会社も解散した<ref name=":22" />。
== 歴史 ==
=== 富山県電気局の発足と富山県営鉄道の開通 ===
[[File:富山県営鉄道常願寺川鉄橋.jpg|thumb|富山県営鉄道の常願寺川鉄橋（1934年（昭和9年））]]
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=== 年表 ===
* [[1920年]]（大正9年）
** 6月18日 - 富山県電気局が発足する<ref name=":11" />。
** 4月26日 - 富山県が南富山 - 藤橋間の鉄道敷設免許下付を鉄道省に申請する<ref name=":12" />。
** 7月6日 - 鉄道省が富山県へ鉄道敷設免許を下付する<ref name=":13" />。
* [[1921年]]（大正10年）
** 4月25日 - 富山県営鉄道南富山駅 - 上滝駅間が開業する<ref name=":14" />。
** 8月20日 - 富山県営鉄道上滝駅 - 岩峅寺駅間が開業する<ref name=":14" />。
** 10月11日 - 富山県営鉄道岩峅寺駅 - 横江駅間が開業する<ref name=":14" />。
* [[1922年]]（大正11年） - このころ上滝町が大川寺山にスキー場を整備する<ref name=":3" />。
* [[1923年]]（大正12年）
** 2月18日 - 上滝スキー場において第3回富山県スキー大会が開催される<ref name=":15" />。
** 4月20日 - 富山県営鉄道横江駅 - 千垣駅間が開業する<ref name=":14" />。
[[File:富山県営鉄道線電化開業報道記事.jpg|thumb|富山県営鉄道線の電化開業を報道する新聞記事]]
* [[1927年]]（昭和2年）
** 6月10日 - 富山県営鉄道全線の電化が完了する<ref name=":16" />。
** 12月 - 曹洞宗大川寺が公園用地を上滝町に提供する<ref name=":17" />。
* [[1928年]]（昭和3年）4月10日 - 富山県電気局が上滝町と公園用地に係る覚書を手交する<ref name=":17" /><ref name=":4" />。
* [[1929年]]（昭和4年）6月10日 - 上滝公園下駅が開業する<ref name=":8" />。
[[File:Kamidaki park in 1932.jpg|thumb|「大観台」とスキーをする人々（1932年（昭和7年））]]
* [[1931年]]（昭和6年）10月 - 「大観台」が竣工する<ref name=":5" />。
* [[1933年]]（昭和8年）10月4日 - 野球場兼陸上競技場が竣工する<ref name=":5" />。
* [[1934年]]（昭和9年）
** 2月4日 - 富山県下初のスキー祭を上滝公園にて行う<ref name=":23">大山の歴史編集委員会編、『大山の歴史』（603頁）、1990年（平成2年）3月、大山町</ref>。
** 5月24日 - 富山県電気局が常願寺川水系6発電所の竣工式を上滝公園にて挙行する<ref>富山県編、『富山県史 年表』（316頁）、1987年（昭和62年）3月、富山県 </ref>。
* [[1936年]]（昭和11年） - このころゴルフ場の供用が開始される<ref name=":5" />。
* [[1939年]]（昭和14年）2月26日 - 国民精神総動員運動の一環として全国スキー皆行進が行われ、当公園もその開催地の一つとなる<ref name=":23" />。
* [[1940年]]（昭和15年） - 純日本式庭園が完成する<ref name=":6" />。
* [[1943年]]（昭和18年）1月1日 - 富山県営鉄道を含む県内交通機関の統合により富山地方鉄道が発足し、上滝公園の管理を受け継ぐ<ref>富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』（582及び880頁）、1983年（昭和58年）3月、富山地方鉄道</ref>。
* [[1955年]]（昭和30年）1月1日 - 上新川郡上滝町と同郡[[大山村 (富山県)|大山村]]、[[福沢村 (富山県)|福沢村]]、[[大庄村 (富山県)|大庄村]]が合併し、大山町となる<ref>富山県編、『富山県史 年表』（360頁）、1987年（昭和62年）3月、富山県</ref>。
* [[1958年]]（昭和33年）
** 7月16日 - 大川寺公園造成起工式を挙行する<ref name=":0">富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』（892頁）、1983年（昭和58年）3月、富山地方鉄道</ref>。
** 9月6日 - 営業を開始する<ref name=":0" />。
** 10月24日 - 園内において開催された第13回国民大会馬術競技を昭和天皇及び香淳皇后が天覧・台覧する<ref name=":18" />。
* [[1959年]]（昭和34年）1月1日 - 上滝公園下駅を大川寺公園駅と改称する<ref name=":8" />。
* [[1961年]]（昭和36年）3月23日 - 大川寺遊園株式会社を設立する<ref>富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』（896頁）、1983年（昭和58年）3月、富山地方鉄道</ref>。
* [[1962年]]（昭和37年）8月27日 - ボート池の完成式を挙行する<ref>「大川寺遊園のボート池完成」、『北日本新聞』（7面）、1962年（昭和37年）8月24日、北日本新聞社</ref>。
* [[1965年]]（昭和40年）5月20日 - 入場有料制を導入する<ref>富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』（900頁）、1983年（昭和58年）3月、富山地方鉄道</ref>。
* [[1966年]]（昭和41年）6月 - 釣り堀を造成する<ref>「大川寺遊園に釣り堀りができる」、『北日本新聞』（10面）、1966年（昭和41年）6月3日、北日本新聞社</ref>。
* [[1967年]]（昭和42年）
** 4月 - 足踏みボートを導入する<ref>「北陸では初おめみえ 大川寺遊園の人気もの 双胴足踏みボート」、『北日本新聞』（10面）、1967年（昭和42年）4月2日、北日本新聞社</ref>。
** 10月1日 - 大川寺公園駅を[[大山寺駅|大川寺遊園駅]]と改称する<ref name=":8" />。
* [[1968年]]（昭和43年）8月 - 観覧車が完成する<ref>「観覧車お目見え 大川寺遊園 北陸最大で地上15メートル」、『北日本新聞』（10面）、1968年（昭和43年）8月23日、北日本新聞社</ref>。
* [[1970年]]（昭和45年）4月18日 - ジェットコースターを設置する<ref>富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』（906頁）、1983年（昭和58年）3月、富山地方鉄道</ref>。
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* [[1975年]]（昭和50年）4月20日 - ジェットボートが完成する<ref name=":1">富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』（910頁）、1983年（昭和58年）3月、富山地方鉄道</ref>。
* [[1976年]]（昭和51年）4月10日 - ショッキングカーが完成する<ref name=":1" />。
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* [[1992年]]（平成4年） - ファンタジーコースターを導入する<ref name=":19" />。
* [[1997年]]（平成9年）
** 3月31日 - 大川寺遊園株式会社が解散する<ref>富山地方鉄道編、 『富山地方鉄道70年史 この20年のあゆみ』（102頁） 、2000年（平成12年）9月、富山地方鉄道</ref>。
** 4月1日 - 大川寺遊園駅を[[大川寺駅]]と改称する<ref name=":8" />。
== 交通 ==
* [[富山地方鉄道上滝線]][[大川寺駅]]
== 脚注・出典 ==
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