「ワット・ベンチャマボーピットドゥシットワナーラーム」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m Botによる: {{Normdaten}}を追加
m編集の要約なし
12行目:
||宗旨||マハーニカーイ
|-
||備考||ラーマ5世御用達の寺院。ドゥシット宮殿の寺院
|}
'''ワット・ベンチャマボーピットドゥシットワナーラーム=ラーチャウォーラウィハーン'''''Wat Benchamabophit Dusitwanaram''' Thai: {{lang|th|วัดเบญจมบพิตรดุสิตวนารามราชวรวิหาร}})は、[[タイ王国|タイ]]の[[バンコク]]にある仏教寺院。通称'''ワット・ベンチャマボピット'''。別名'''大理石寺院'''。
 
==所在地==
23行目:
 
== 歴史 ==
[[ラーマ3世]]の治世下の[[1826年]]当時タイの朝貢国であったラオスの[[アヌウォン]]が反旗を翻した際に書かれた記録ワット・レーム {{lang|th|วัดแหลม}} あるいはワット・サトーン {{lang|th|วัดไทรทอง}} と言う名前で登場する。もともとは小さいお堂だったようで、サーイ・トーンとは、寺を目指す際の目印となった樹木の名称である。時代は下って[[ラーマ4世]](モンクット王)の時代に勅命でワット・ベンチャマボーピットという現在の名前に近い名前が下賜された。[[1899年]]、[[ラーマ5世]]の命によりスワーン・ドゥシット宮殿を造成するのに際して現在の本堂が建立された。
 
== デザイン ==
デザインは異母弟の[[ナリッサラーヌワッティウォン]]王子によるものとされるが、イタリア人建築家のエルキュール・マンフレッディが担当した他、マリオ・タマーニョら、お雇いイタリア人らの技師による西洋技術が大いに利用されており、タイの絶対王政下における代表的建築の一つとされる。
 
大理石寺院の別名のとおり、[[屋根瓦]]以外のほとんどの建材にイタリア、[[カラーラ]]産の大理石を使用している。屋根には鮮やかなオレンジ色の瓦が使われ、窓にはステンドグラスがはめ込まれている。本尊仏は、青銅製であり右手で地面を指さした降魔印をする、一般にタイで最も美しいとされる[[ピッサヌローク県]]のワット・プラシー・ラタナマハタートのチナラート仏を模したものである。ラーマ5世はこの仏像を非常に敬愛し、ピサヌロークで鋳造させて本寺院まで水運させたといわれている。
 
== その他 ==