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多くの昆虫、特に比較的原始的な類において、腹部末端の肛門節には一対の尾角と一本の尾糸という構造を持つ。特に[[シミ目]]や[[イシノミ目]]ではその三本全部・[[カゲロウ目]]では三本ないし二本がよく発達しており、時に本体の体長以上に伸びている。
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=== 甲殻類 ===
[[ファイル:Cyclops.jpg|左|サムネイル|200x200ピクセル200 px|[[ケンミジンコ]]]]
 
[[甲殻類]]の[[鰓脚綱]]と[[顎脚綱]]などでは腹部の末端である肛門節に一対の附属肢由来の構造があり、これを枝状肢という。これは枝状であったり糸状であったりと様々だが、これも尾に類するものである。[[カブトエビ]]ではこれは長い鞭状になっている。
[[ファイル:Penaeus diagram telson.png|サムネイル|[[エビ]]の[[尾節]](ハイライト部分)]]
[[ファイル:CdazziEbifurai1.jpg|thumb|220x220px220 px|エビフライ|代替文=<br />尾にも殻と同様、[[カルシウム]]、[[キチン]]、[[アスタキサンチン]]が含まれる]]
[[軟甲綱]]では、腹部の末端は[[尾節]]があり、その前の体節からは一対の尾肢と呼ばれる附属肢が出る。これらは群によって様々であるがまとまって尾の部分となる。特にそれらが全体に扇のようになったものを尾扇という。いわゆるエビの天ぷらや[[エビフライ]]で食べ残す「エビの尻尾」はこの部分にあたる。
 
=== その他の節足動物 ===
[[化石]]節足動物には[[尾節]]を持つ例も少なくない。[[三葉虫]]類はその体が前後に三つに区分され、その最後の部分が尾部と呼ばれる。ただしこれはその前の部分から連続した形のような合体節であり、いわゆる尾の印象は少ない。
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== 人による利用 ==