「フォルマント」の版間の差分

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== 観察方法 ==
以下のいずれかの方法によって観察される。
周波数分析器により観察したスペクトルの時間遷移は、'''[[サウンドスペクトログラム]]'''({{lang-en-short|''spectrogram''}})と呼ばれるグラフに記録して観察される。一般に、縦軸に周波数、横軸に時間を配置する。このような装置は[[ソナグラフ]]({{lang-en-short|''Sonagraph''}})とも呼ばれていた。
 
* [[サウンドスペクトログラム]]の目視
ソナグラフは[[1950年]]ごろに、アメリカの[[ベル研究所]]で発明された。発明当初は、分析するための音をいったん録音し、再生時に帯域通過フィルタの周波数を変えながら紙に順次記録していくもので、周波数成分の強い箇所が濃く記録されるものだった。現在は、観察する信号をデジタル録音([[サンプリング]])したものに[[短時間フーリエ変換]](STFT)を掛け分析している。
* [[ケプストラム]]分析
* [[線形予測符号|線形予測符号 (LPC)]]
 
フォルマントは元来スペクトログラム上の黒い帯として(大雑把に)定義された。そのため、数学的・[[音声学]]的に厳密なフォルマントの定義は存在しない。より客観的にフォルマントを記述するパラメータにはピーク周波数(F<sub>n</sub>)、ピーク強度(L<sub>Fn</sub>)、バンド幅(B<sub>Fn</sub>)がある。
 
== 発音との関係 ==