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Yuu6676 (会話 | 投稿記録)
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大雑把に言えばプラトンのイデアは判子のようなものであるが、アリストテレスのエイドスは押された刻印のようなものである。イデアは個物から独立して離在するが、エイドスは具体的な個物において、しかもつねに質料とセットになったかたちでしか実在し得ない。
 
アリストテレスは、「魂とは可能的に生命をもつ自然物体(肉体)の形相であらねばならぬ」と語る。ここで肉体は質料にあたり、魂は形相にあたる。なにものかでありうる質料は、形相においよる制約を受けてそのものとなる。いかなる存在も形相のほかに質料をもつ点、存在は生成である。
 
質料そのもの(第一質料)はなにものでもありうる(純粋'''可能'''態)。これに対し形相そのもの(第一形相)はまさにあるもの(純粋'''現実'''態)である。この不動の動者(プラトンのイデア)においてのみ、生成は停止する。