「マルキオン」の版間の差分

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また、マルキオンにはグノーシス主義的な傾きが見られる。マルキオンの思想に見られるように物質の世界を悪とし、それとは別の霊的世界を想定する二元論は、[[グノーシス主義]]の特徴を示しており、マルキオン自身がグノーシス主義に含めて考えられることが多い。ただし、キリスト教グノーシス主義諸派の特徴として、創世記の独自な解釈や、啓示に導かれて様々な福音書等を創作する点が挙げられるが、マルキオンは逆であり正典を極端に限定して捉えている。また、認識(グノーシス)ではなく信仰を重視している。このため、グノーシス主義とは区別して考えるべきとする研究者もいる<ref>{{Cite book|和書|author=D・A・v・ハルナック|year=1997|title=教義史綱要|publisher=久島千枝|pages=P.52}}</ref>。<!--荒井献「トマス」P94-5-->
 
マルキオンに関する著作としては、神学者[[アドルフ・フォン・ハルナック]]が[[1921年]](第2版1924年)に出版した『マルキオン:異邦の神の福音』({{lang|de|Marcion: das Evangelium vom fremden Gott}})が今日でも基本文献である。
 
== 脚注 ==