「銀世界の追跡」の版間の差分

『'''銀世界の追跡'''』（ぎんせかいのついせき、原題：''The A-Tom-Inable Snowman''）は、「[[トムとジェリー]]」の短編作品の一つ。[[1966年]]製作。制作は[[チャック・ジョーンズ]]（Chuck Jones）。

冬山の[[山小屋]]。トムは皿に飾りつけたジェリーに塩胡椒をふりかけ、いよいよ食べようとしている。しかし胡椒の刺激で勢いよく出たくしゃみの衝撃を使い、弾みでまんまとジェリーは脱出に成功、逃げられてしまう。こうして雪上での[[スピードスキー]]でのめく追いかけっこが始まるった。

ジェリーは[[山岳救助隊]]の本部に逃げ込んだ。トムが飛び入ると、中には巨大な[[セント・バーナード|セントバーナード犬]]の上で眠るジェリー。これでは手が出せない。そこでバーナード犬を引き離すべく、雪にスキー板を埋めて「スキー事故」を偽装する。トム演じる若い女の声音で悲鳴で目を上げ、遭難を装う。覚まんまと騙されした愚バーナード犬は直なちに出動。バーナード犬が必死に雪を掘っている間、トムはジェリーを追い回すトム。しかし勢い余って、が崖から転落ちてしまう。雪と一緒になって岩場に墜落したトムは、凍ったままでペッタンコ。おまけに彼の救助に駆けつけたバーナード犬の不始末で、粉々に砕けてしまう。それでもバーナード犬は首のに提げた樽から[[ブランデー]]を注ぎかけ、トムを再生する。

それで泥酔しつつも諦められない復活したトムは、今度は池の氷の凍った湖上を器用に滑るジェリーを襲う。しかし強い酒の酔いで視点がフラフラ。氷の穴を避けきれずに凍った湖の中にへ転落し、またしてもバーナード犬に救われる。

風邪を拗らせたトムは山小屋の風呂桶の中で、ガタガタ震えるトム。そんなありさまでもジェリーを捕まえようとしぶとく策を弄する。しかし間が悪くバーナード犬が風呂桶に熱湯を注ぎ込み、おじゃんになってしまう。

舞台は何故か突然南洋の島へと移切り替わる。トムはついにジェリーをつか捕まえたトムは、縛り付けてバーベキューにしようとする。しかし炎で縄が焼け切れてジェリーは逃亡、またドタバタにな追いかけようとする。その騒ぎの中で、が落ちてきた[[ココヤシ]]の実が当たって気絶するトム。そこへまたバーナード犬が現れ、強い酒を注いでかいがいしく介抱するのだった。

: 救助犬と一緒に眠るジェリーを捕まえようと「嘘の救助要請」をして本部を空留守にさせジェリーを追いかけるも、崖から雪もろとも転落してしまう。やがて救助犬にブランデーを注がれると酔いつぶれてしゃっくりを繰り返し、一度はその後もバーナード犬の行動によってジェリーを何度も捕まえ損ねても簡単に逃げられたしまう。

: トムに食べられそうになるも巧みにかわし、り山岳救助隊の施設へ逃げ込む。最後はブランデーに酔いつぶれるトムを見送った。

: 山岳救助隊本部にいるセントバーナード犬。トムからの「救助けて!」犬という叫びを聞いして現場の役目を探確実にこなすも（救助要請した）当人はおらず働き者だが、雪の穴を掘って探す。のちに雪まみれで岩場から転落し凍ったトムにブランデジェリーを飲捕ませて蘇生。寒気を訴えたいだけのトムを本部の風呂に入れるも、トムとってはいきなり注結果的に妨害に繋がれた熱湯に耐えられず飛び出す。南の島へ移ってもトムにブランデーを注いだしまう。