「南満洲鉄道パシナ型蒸気機関車」の版間の差分

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{{出典の明記|date=2020年6月10日 (水) 08:34 (UTC)}}
{{機関車情報表
| 車両名 = 南満州鉄道パシナ型蒸気機関車
| 背景色 =
| 文字色 =
| 画像 = Image:CNR_SL-751.jpg
| 画像幅 =
| 画像説明 = 勝利7型(パシナ形751号機)、1984年
| 運用者 =
| 設計者 =
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| 愛称 = <!-- 非公式愛称向け -->
| 投入先 =
| 軸配置 = 2C1([[車輪配置 4-6-2|4-6-2]])
| 軌間 = 1435 mm
| 長さ =
| 幅 =
| 高さ =
| 全長 = 25.7 m
| 全幅 = 3.202 m
| 全高 = 4.8 m
| 車体長 =
| 車体幅 =
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| 固定軸距 =
| 先輪径 =
| 動輪径 = 2000 mm
| 従輪径 =
| 軸重 =
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| 弁装置 =
| ボイラ =
| ボイラ圧力 = 15.5 kg/cm2
| ボイラ水容量 =
| 大煙管 = <!-- 直径×長さ×数 -->
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| 火室蒸発伝熱面積 =
| 煙管蒸発伝熱面積 =
| 燃料 = 石炭
| 燃料搭載量 = 12 t
| 水槽容量 = 37 t
| 制動装置 =
| 保安装置 =
| 最高速度 =
| 最高運転速度 =
| 設計最高速度 =
| 出力 =
| 最大出力 = 2400馬力
| 動輪周出力 =
| 引張力 =
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| 備考 =
| 備考全幅 =
}}'''南満州鉄道パシナ型蒸気機関車'''は、[[南満州鉄道]](満鉄)が設計製造・運用した[[蒸気機関車]]。その流線型のフォルムから満鉄もしくは満州国看板列車「[[あじあ (列車)|あじあ]]看板牽引機なり[[新幹線]]の土台ともなったが同時に中国などの国々から侵略の[[プロパガンダ]]と見なして設計・製造された負の面もある
== 開発の背景 ==
{{節スタブ|date=2020年5月12日 (火) 13:46 (UTC)}}
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== 運用==
{{節スタブ|date=2020年5月12日 (火) 13:46 (UTC)}}
「あじあ」の運転開始当初は11両のパシナのうち7両が大連機関区、4両が新京機関区に配置され、奉天駅で機関車と乗務員の交代を行った。後に、パシナの運用成績が安定すると奉天駅での機関車交代は行われなくなり、大連 - 新京間を同一のパシナが牽引し乗務員のみが奉天駅で交代する方式に改められた。また、「あじあ」だけでなく急行「はと」の牽引もパシナが担当している。
 
パシナは軸重が約24 tと重く、軌道の規格が高い[[満鉄連京線|連京線]](大連 - 新京間)でのみ走行可能だった。そのため[[哈大線|京浜線]](新京 - ハルビン間)には乗り入れることができず、新京 - ハルビン間の「あじあ」は[[南満州鉄道の車両#急行旅客用|パシシ]](後に[[南満州鉄道の車両#急行旅客用|パシロ]]に変更)が牽引した。
== 戦後 ==
戦後はソ連などに接収されて、中華人民共和国で勝利7型に変えられた上で、特徴的な流線型のカバーは取り払われて、通常の機関車になった。
 
「あじあ」運休後もパシナは「はと」の牽引を続け、時には普通列車を牽引することもあった<ref>{{Cite book|和書|title=満鉄特急「あじあ」の誕生|year=2012|publisher=原書房|author=天野博之}}</ref>。
その後は満鉄会などが中心になって返還運動を進めたが実現することはなく会は解散した。
 
== 保存戦後 ==
戦後はソ連などに接収されて、中華人民共和国で呼称を「勝利(SL)7に変えられた上で、特徴的な流線型のカバーは取り払われて、通常の機関車になった。
現在その存在が確認されているのは勝利型751と757が瀋陽鉄道陳列館に保存されている。
 
戦後、パシナの消息は長らく不明であったが、1980年頃に中国で存在が確認されるようになり、[[1984年]](昭和59年)には日中の鉄道技術者の協力のもと751号機が走行可能な状態まで復元された<ref>{{Cite web|url=https://toyokeizai.net/articles/-/165685|title=貴重映像!満鉄「あじあ号」の機関車が動いた|accessdate=2021年3月17日|publisher=東洋経済ONLINE}}</ref>。
== パシナが登場する作品==
 
その後は満鉄会などが中心になって返還運動を進めたが実現することはなく会は解散している
からくりサーカス
 
== 戦後保存 ==
キテレツ大百科
12両製造されたパシナ型のうち現存が確認されているのは751号機と757号機の2両で、どちらも瀋陽鉄道陳列館に保存されている。[[2019年]]([[令和]]元年)まで一般公開はされず、研究者や鉄道関係者のみ見学することができたが、2019年以降は一般公開が行われている<ref>{{Cite web|url=https://www.nishinippon.co.jp/item/n/733743/|title=【動画】幻の超特急「あじあ号」今はどこに? 旧満州走った流線形SL|accessdate=2021年7月13日|publisher=西日本新聞}}</ref>。
 
== 鉄道模型 ==
復活 ~山田洋次・SLを撮る~
Nゲージでは、マイクロエースによって「あじあ号セット」などで制作模型化されている。
 
== 模型 ==
Nゲージでは、マイクロエースによって「あじあ号セット」などで制作されている。
 
またHOモデルではカツミやEisenbahn Canadaが製品化している。
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== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 注釈 ===
{{Notelist}}
{{Reflist|group="†"}}
 
=== 出典 ===
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== 参考文献 ==