「ナスカの地上絵」の版間の差分

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== 概要 ==
ナスカの地上絵の中では動物や昆虫等の絵が特に有名であるが、それは地上絵全体からすれば極々一部の比較的小型の絵であり、地上絵の大部分は地平線まで続く無数の正確な直線を含む、動物の絵とは比較にならないほど巨大で膨大な数の幾何学図形である。特に滑走路のように見える細長い台形、もしくは三角形のモチーフはエリア全体に渡って無数に描かれている。
 
ナスカの地上絵は、[[1939年]][[6月22日]]動植物の地上絵は考古学者の[[ポール・コソック]]博士により発見された。その後ドイツの数学者、[[マリア・ライヒェ]]が終生この地に住み着き、彼女を中心として、地上絵の解明作業と、保護が行われるようになった。あまりにも巨大な絵が多く、空からでないとほとんどの地上絵の全体像の把握が難しい。なぜこのような巨大な地上絵を描いたのかということが大きな謎の一つとなっている。
 
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== 主な地上絵の規模 ==
ナスカの地上絵の中では動物や昆虫等の絵が特に有名であるが、それは地上絵全体からすれば極々一部の比較的小型の絵であり、地上絵の大部分は地平線まで続く無数の正確な直線を含む、動物の絵とは比較にならないほど巨大で膨大な数の幾何学図形である。特に滑走路のように見える細長い台形、もしくは三角形のモチーフはエリア全体に渡って無数に描かれている。
 
主な動物を描いた地上絵の規模としては、[https://goo.gl/maps/YuGuYcCvuAjivEek8 長さ46mのクモ]、[https://goo.gl/maps/hPfpZmUV7EUNzwEd8 96mのハチドリ]、[https://goo.gl/maps/HHYZbUzEtkCqEusc7 55mのサル]、[https://goo.gl/maps/MXiqWka5cHGGErSw9 65mのクジラ]、[https://goo.gl/maps/WxK9H5ndWuUBXxzx8 180mのイグアナ]、[https://goo.gl/maps/mFxXikNosJJpCP5C9 135mのコンドル]が挙げられる。動物の絵で最大のものは、[https://goo.gl/maps/2326h6rAEEhM4sERA ペリカンかサギ、もしくはフラミンゴを描いたと推測される285mの鳥類の絵]である。[https://goo.gl/maps/QFDafPrgXeifXp1d6 花や木々]、装身具や織物のような日常生活の道具を描いたものや「[https://goo.gl/maps/VBaHSjjXWU9JAByM7 宇宙飛行士]」などと呼ばれているもの、[https://goo.gl/maps/tZFusf6yZYTJp7KJ6 片手が4本指の「手」]など不可思議な図柄もある。
[[ファイル:PBd046-Linie i figury w Nasca.jpg|サムネイル|269x269ピクセル|地上絵の大部分はこのような数学的な幾何学図形であり、エリア全体に無数に描かれている。それらは一般的に広く知られている動物の絵とは比較にならないほど巨大で、10kmを超える非常に正確な直線も数多く描かれている。(この写真では手前に小さく蜘蛛の絵が見えている)右上の白い車と比べるとその巨大さが分かるだろう。]]