「被覆空間」の版間の差分

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X がさらに別な構造をもつ場合、普遍被覆も、通常その構造を引き継ぐ。
* X が[[多様体]]ならば、普遍被覆 D も多様体である。
* X が[[リーマン面]]ならば、普遍被覆 D もリーマン面で、p は[[正則関数|正則]]写像である。
* X が[[擬リーマン多様体#ローレンツ多様体|ローレンツ多様体]](つまり、符号数 (p,1) の計量を有する擬リーマン多様体)ならば、普遍被覆 D もローレンツ多様体である。さらに、p<sup>&minus;1</sup>(U) を、共通部分をもたない開集合の和集合で、各々の開集合が p により U と可微分同相とする。X が時間的(timelike)閉曲線を含むとき、X は時間的複連結である(いかなる時間的閉曲線も、任意の点と時間的にホモトープとなることができず、どの点も因果的に上手く振舞えないからである)。従って、そのような空間の(可微分)普遍被覆は{{仮リンク|時間的単連結|en|timelike simply connected}}(timelike simply connected)である(時間的閉曲線を含まない)。
* X が[[リー群]]ならば(上記二つの例と同様)、D もリー群であり、p はリー群の準同型である。この場合、普遍被覆は'''普遍被覆群'''とも呼ばれる。普遍被覆群は、[[表現論]]と[[量子力学]]に重要な応用を持つ。普遍被覆群の通常の群表現 (D) は、元の(古典)群の{{仮リンク|射影表現|en|projective representation}}(projective representation) (X) だからである。