「アポロ計画陰謀論」の版間の差分

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| 月面に設置されたという[[コーナーキューブ|レーザー反射鏡]]を使った実験は、アメリカで行われたもの以外成功していないし、現在は行われていない(大槻義彦)。|| [[コーナーキューブ|レーザー反射鏡]]を使った実験はアメリカ以外で成功していないというのは事実ではない。大出力のレーザーが必要であり、航空機の運航に影響しないよう配慮も必要なため簡単に行える実験ではないが、アメリカの[[マクドナルド天文台]]<ref>[http://www.csr.utexas.edu/mlrs/ McDonald Laser Ranging Station]</ref>やフランスのグラース天文台<ref>[http://www.oca.eu/cerga/laser/laslune/llr.htm Station de Telemetrie Laser-Lune]</ref>等複数の天文台が月までの距離を計測している。そもそも地球から月までの距離は一定ではないため、計測は継続して行われている。月が徐々に地球から離れていることは理論的に推定されてはいたが、実際に確認できたのは、レーザーによる計測を長期間行っていたからである。2000年代になると測定機器の進歩もあってミリメートル単位の精度での観測が可能となり、重力定数の精密測定といったさまざまな研究への応用が可能となってきている<ref>[[:en:Apache Point Observatory Lunar Laser-ranging Operation]]</ref>。
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| [[コーナーキューブ|レーザー反射鏡]]がなくても、月面で反射したレーザーを捕捉すれば実験に成功したことになる。従って、実験に成功した = 反射鏡が設置されていることの証明とはならない || たしかに[[アマチュア無線]]の[[月面反射通信]]がある様にまったく不可能ではないが、しかし[[コーナーキューブ|レーザー反射鏡]]がない場合月面で乱反射したレーザー光はとても微弱であり、地球上で捉えることは困難である。また、そもそも反射鏡がなければ精度の高い観測を同一条件で行うことは不可能である。
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| 仮に[[コーナーキューブ|レーザー反射鏡]]が設置されており、反射に成功したとしても、レーザー光は往復とも地球の大気圏で屈折するため、精度の高い距離の測定は不可能である。従ってこのような実験には事実上意味がなく、反射鏡の実在や実験が実施された事実も疑わしい。|| 大気の屈折による測定誤差は計算により補正が可能である。各種天体観測ではコンピューターによる補正が行われるのが常識であり、そもそも天体観測技術とは補正の技術を含んだ概念である。