「新世紀エヴァンゲリオンの登場人物」の版間の差分

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→‎主要EVAパイロット: 文の構造がストレートでない部分を改善 他加筆など
→‎特務機関NERV(ネルフ): 加持の『破』以降について追記
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: 特務機関NERV特殊監査部所属のスパイ。以前はドイツ支部にてアスカの保護責任者を務めており、彼女に随伴し来日した。30歳。生年月日は[[1985年]][[6月17日]]{{efn2|生年および年齢については公式のアナウンスは長らくなかったが、『[[エヴァンゲリオン・クロニクル]]』において公表。誕生日は山寺と同日である。}}。
: ミサトとリツコとは大学時代からの友人であり、ミサトとは恋人関係だった。一度は関係を断つが、同じNERV極東本部における同僚となり、セカンドインパクトの真相を追い求める同志を経て再び恋仲となる。アスカからは何度か好意をアピールされているが、子供だからといって構うことすらない。普段の生活では、NERV施設(ジオフロント)内で[[スイカ]]を育てている<ref>テレビ版第拾九話より</ref>。リツコとは「リョウちゃん」「リっちゃん」と呼び合う仲でもある。
: 一見飄々としていて陽気な[[プレイボーイ]]であり、暇さえあればNERVの女性職員に見境なく声をかけている。表向きはNERV特殊監査部所属の一介の職員であるが、同時に日本政府のスパイであり、更にゼーレがゲンドウを監視するために送り込んだ「鈴」でもあった。セカンドインパクトの真実を知りたいと強く願っており、三重スパイとしての活動もそれ故である。その理由はテレビ版では語られなかったが、漫画版ではその経緯が語られている。第拾壱話のNERV本部停電事件の主犯だと思われるが、その一方で胎児状に復元されたアダムを碇ゲンドウに横流しするなど、単なるスパイとしての情報収集だけでなく、実行部隊としての活動も請け負っていたようである。そしてゲンドウは彼がスパイであるということを知りながらもそれを咎めたりせず、むしろいいように泳がせて利用しており、当の加持もそのことを承知の上で好き放題にふるまっていた。しかし「鈴」としての役割を十分に果たさなかったためゼーレから不信を抱かれ、第弐拾壱話においてゼーレの命で拘束した冬月を拘束するも、思うところがあってゼーレを裏切り無断で解放したためことが決定打なり暗殺された{{efn2|庵野監督によれば、加持を殺したのはゼーレの手の者であるとフィルムブックに注釈がある{{要ページ番号|date=2021-07-16}}。「加持を殺したのはミサトではないか」という問いに対しては、ラジオで否定したことがある{{信頼性要検証|date=2021-07-16}}。</ref>}}。調べ上げた「真実」は、ミサトに託された。
: 漫画版では、加持自身の過去や、ミサトの恋人になったいきさつが語られている。特にシンジに対しては大きな助言・指導を行い、後の彼の行動に多大な影響を及ぼす。ダミーシステムによりトウジが死亡した後、ダミーシステムを発動したゲンドウがトウジを殺したとして逃げるシンジを加持が叱咤激励し、彼が再びエヴァに乗る決心をさせ、同時に嫌悪する父・ゲンドウと対峙する機会を作るきっかけを作った。しかし、アスカに対しては憧れの対象とされながらもあまり良い影響を与えることはなく{{efn2|漫画版において、アスカから一度好意をアピールされた際に「それは恋心ではない」と諭している。}}、彼の対応がアスカの感情を空回りさせる一端を担い、アスカの精神汚染の被害を助長してしまうが、人類補完計画発動時はアンチA.T.フィールドとして彼女の前に現れ補完した。
: 新劇場版では『破』から登場。NERV主席監察官の地位にある。物語開始時点で仮設5号機パイロットのマリと知り合いであり、仮設5号機が急造品であることを詫びている。しかし、その直後にあっさりと[[新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧#ベタニアベース|ベタニアベース]]を脱出。その後NERV本部に現れるくだりはテレビ版とさほど変わらないが、先の事件が5号機を葬るために彼が工作していたことが示され、持参した重要物品は胎児状のアダムではなく「ネブカドネザルの鍵」と呼ばれる物品に変更されている。EVAパイロットとその同級生達を海洋生物研究所の社会見学に招待し、セカンドインパクト前の海洋生物や海の水を見学させ、命について教えるなど、教師的な存在としても描かれている。他にもシンジに対してキスをしようとしてからかうなどお茶目な一面もある。ジオフロント内でスイカを育てているのも同様であり、シンジに缶コーヒー一本で畑仕事を手伝わせた。この時シンジを諭した後、「葛城を守ってくれ」と頼んでいる。テレビ版とは異なり、アスカとは面識がない。海洋生物研究所で一度顔を合わせてはいるものの、興味すら抱かれておらず、本編を通して会話もしていない。
: 『Q』では登場せず、『シン』においてサードインパクトを止めるべく自ら犠牲となったことが判明。その後カヲルの補完シーンで、司令服を着用したカヲルを「渚司令」と呼び親しげに会話する様子が描かれたが、カヲルを司令と呼ぶ理由、彼の相手が加持であった意味については劇中では示されなかった。
: 『破』終了後、SEELEのシナリオに無い形で(ニア)サードインパクトを起こした責任からゲンドウと冬月が失脚し、カヲルが司令、加持が副司令に就任した。その後、ゲンドウと冬月が復権すると、加持はNERVを離れてヴィレの支援組織「[[新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧#KREDIT|KREDIT]]」に移ったが、[[新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧#サードインパクト|サードインパクト]]を止めるためにその爆心地に向かい、自らの命を犠牲にしてそれを止めたとされる。
: 2021年7月11日の『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇 フィナーレ舞台挨拶』において、『破』の後ゲンドウと冬月がNERVを追われ、復権するまでの間にカヲルが司令、加持が副指令に就いていたことが明かされた。復権後はNERVを離れてWILLEの支援組織[[新世紀エヴァンゲリオンの用語一覧#KREDIT|KREDIT]]に移ったという。
: 『新世紀エヴァンゲリオン2』の彼のシナリオでは、すべての真相を知った後、ゼーレに戦いを挑むためにミサトに見送られ、単身で旅立つ。その後、ミサトのシナリオではすべてが終わった後、彼女のもとへ帰ってきている。シンジへの恋愛指南の際、普段のイメージと違う「女装」をやってのけるお茶目な一面を見せるシナリオもある。
: 名前の由来は、船のパーツである[[舵]]と[[成田美名子]]の漫画の主人公{{efn2|『あいつ』のメインキャラクター「沢田涼司」からとみられる。}}<ref name="name" />。中国版での漢字表記は「良治」である。漫画版での愛車は、[[ロータス・エラン|初代ロータス・エラン]]で、『[[新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド]]』では、[[アルファロメオ]]1750GTVである。