「フェラーリ・348」の版間の差分

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1989年、フェラーリはフランクフルト・ショーにて「'''348tb'''」「'''348ts'''」を発表。
 
それまでの[[フェラーリ・308]]/[[フェラーリ・328]]から全面的に改良されたそのボディデザインは、前作に引き続き[[ピニンファリーナ]]によるもの。大幅に近代化され、サイドの大型エアインテーク部分が[[フェラーリ・テスタロッサ|テスタロッサ]]風のフィン付きにデザインされた。テールランプもフェラーリ伝統の丸型4灯タイプから、テスタロッサ同様のルーバー越しの異形タイプに変更されている。
 
348シリーズの最大のトピックは、ボディ構造の変更である。フェラーリは長年、鋼管スペースフレームを基本骨格としていたが、348では一部に鋼管を残しつつもより一般的なモノコックフレームを採用していた。ただその影響か、フロント部分の[[シャシ (自動車)|シャシ]]剛性が不足していた模様で、特に初期モデルのドライバーからは「[[高速道路]]で車が真っ直ぐ走らない」といったクレームがあった。このため代理店レベルで、ステアリングラックを重いものに交換する、リアとフロントに[[ストラットタワーバー]]を追加するといった対応を行っていたケースも多い<ref group="注釈">具体例が「そのフェラーリください!」([[清水草一]]著、[[講談社ビーシー|三推社]]/[[講談社]])等の書籍で紹介されている。なおGTBでは再設計が行われ対策済み。</ref>。