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{{出典の明記|date=2020年5月15日 (金) 03:07 (UTC)}}
[[画像:Val padana.jpg|thumb|ポー平原]]
'''ポー平原'''
平野の北側は[[ベルガモ]]、[[ブレシア]]、[[ヴェローナ]]、[[ヴィチェンツァ]]の諸都市を結ぶ線、南側は[[アレッサンドリア]]、[[ピアチェンツァ]]、[[パルマ]]、[[モデナ]]、[[ボローニャ]]、[[リミニ]]の諸都市を結ぶ線で囲まれ、その間を流れるポー川に沿って[[パヴィア]]、[[クレモナ]]、[[マントヴァ]]、[[フェラーラ]]などの都市がある。これらの都市の多くは中世に[[コムーネ]]を形成した伝統的な都市で、ポー平原においてはこうした諸都市が周辺の農村部を合わせてそれぞれに固有の地域世界をつくっているのが特徴である。
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つづいて[[マリーノ]]の優美な詩が一世を風靡した[[バロック]]の時代には、[[ボローニャ]]や[[モデナ]]にマリニズモの[[詩人]]たちが輩出し、アルカディアの時代に目を移すとともにモデナの[[図書館]]に勤めた2人の博学者[[ムラトーリ]]と[[ティラボスキ]]の広範な業績が光る。ロマンティシズムの時代にはみるべき営為がなかったが、[[19世紀]]後半から[[20世紀]]初頭にかけて相次いで[[ボローニャ大学]]の教壇に立った2人の巨星、[[カルドゥッチ]]と[[パスコリ]]が登場し、華やかな文学活動を行った。現代文学では、大河に生きる人びとの姿に重ねてイタリアの現代史を描いた[[バッケリ]]の長大な歴史小説『ポー川の水車小屋』を挙げられる。また戦後文学では、[[フェラーラ]]に腰を据えて抒情性あふれる小説群を書きつづける[[バッサーニ]]の存在が上げられる。
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