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===アメリカ合衆国の英語事情===
{{main|アメリカ英語}}
[[アメリカ合衆国]]には、国家の[[公用語]]に関する法的な文章が存在しない。ただし、州レベルでは、英語を公用語とする州や英語と[[スペイン語]]([[:en:Spanish language in the United States|アメリカ合衆国のスペイン語]])を公用語と明文的に定める州もある。初期の頃は、[[西ヨーロッパ|西欧]]系(特に[[ゲルマン民族|ゲルマン系]])の[[移民]]が多く、英語優位の状況が確保されていたが、次第に[[東ヨーロッパ|東欧]]・[[南ヨーロッパ|南欧]]系が増えてきた。さらに[[アジア]]・[[ラテンアメリカ|中南米]]([[ヒスパニック]]・[[ラテン系アメリカ人]]問題を参照のこと)からの移民([[:en:Immigration to the United States|アメリカ合衆国への移民]])が大量に押し寄せ、彼らが高い出生率を維持すると、英語の地位が揺るぎかねないといった風潮が英語話者([[アングロ・サクソン人|アングロ・サクソン]]系、[[WASP]])の間で生まれてくる([[:en:English-only movement|イングリッシュ・オンリー運動]])。いずれにしても英語が[[国家]]の言語([[国語]])として通用しているのは事実で、教育の分野においては「[[二言語話者|バイリンガル]]教育か[[モノリンガル]]教育か」といった趣旨の問題がたびたび持ち出される
 
アメリカ英語の地域差はさほど大きくないが、おおまかには北東部の[[ニューイングランド]]英語([[:en:New England English|New England English]])、[[アメリカ南部]]一帯で話される[[南部アメリカ英語]]、そしてその他の地域の一般アメリカ英語の3地域に区分される<ref>「世界の英語ができるまで」p167-170 唐澤一友 亜紀書房 2016年4月5日第1版第1刷発行</ref>。
いずれにしても英語が[[国家]]の言語([[国語]])として通用しているのは事実で、教育の分野においては「[[二言語話者|バイリンガル]]教育か[[モノリンガル]]教育か」といった趣旨の問題がたびたび持ち出される。
 
===カナダの英語事情===