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== 『礼記』の成立 ==
『礼記』は雑然とした内容を集積した書物であり、篇によって成立時期は異なる。例えば、「[[中庸]]」篇は[[孔子]]の孫の[[子思]]の作、「[[月令]]」篇は[[秦]]の[[呂不韋]]の『[[呂氏春秋]]』に拠る、また「王制」篇は『[[史記]]』封禅書をもとに前漢の文帝の時に編纂されたとされている。
また、出土文献に『礼記』と共通する内容をもつものが発見された例がある。一例は、[[1993年]]に[[郭店一号楚墓|郭店一号墓]]から、「緇衣篇」とほぼ同じ内容を記した[[竹簡]]が発見された。
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* 深衣篇‐宋代以後、多くの研究が生れた。
== 注釈書 ==
『礼記』に関する注釈書は、おびただしい分量に達する。『礼記』全篇にわたる注釈で、且つ著明なもののみを挙げると以下のものがある。
*『礼記正義』‐ 後漢の[[鄭玄]]の注、[[孔穎達]]などの疏。現存する『礼記』の注の中では、最も古いものである。『礼記』注釈の最高権威。『[[五経正義]]』『[[十三経注疏]]』の一つ。
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