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===オーストラリア・ニュージーランドの英語事情===
{{main|オーストラリア英語|ニュージーランド英語}}
現在、[[オーストラリア]]で話されている英語は、[[イギリス英語]]が訛ったものである。訛りは比較的強いが<ref>{{cite web|url=http://www.ne.jp/asahi/oz/info/begin/ozenglish.html|title=オーストラリアの言葉|author=オーストラリア政府観光局認定のオーストラリア・トラベル・アドバイザーによる解説|language=日本語|accessdate=2010年10月27日}}</ref>、アメリカ英語ほど変化は激しくなく、[[オーストラリアの映画]]などは他の[[英語圏]]でも[[イギリス英語]]を理解できるものなら分かる。地域間の言語差異は非常に小さい一方で、社会階層により「洗練された」(Cultivated)、「一般的な」(General)、「訛りの強い」(Broad)の3種の社会方言が存在する。かつては容認発音に近いとされるCultivated方言標準語とされて社会上層や放送などで使用されていたが、20世紀末以降使用が激減し、General方言が標準語としての地位を確立した。Broad方言は地方や労働者階級などで使用者が多いが、こちらの話者も20世紀末以降減少が続き、General方言への一本化が進みつつある<ref>「世界の英語ができるまで」p198-200 唐澤一友 亜紀書房 2016年4月5日第1版第1刷発行</ref>。
 
[[ニュージーランド]]で使用される英語は、オーストラリア英語とほぼ類似しており、綴りや発音も[[イギリス英語]]の傾向だが、同国のもう1つの公用語である[[マオリ語]](先住民族[[マオリ]]の言語)の影響も受けている。オーストラリアと同様、地域差が非常に少ない一方でCultivated、General、Broadの3方言が存在する<ref>「世界の英語ができるまで」p212-216 唐澤一友 亜紀書房 2016年4月5日第1版第1刷発行</ref>。