「無脊椎動物」の版間の差分

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古代ギリシアの[[アリストテレス]]は『[[動物誌 (アリストテレス)|動物誌]]』において、動物の大分類として「有血動物」「無血動物」を提示し、無血動物として有殻類・昆虫類・甲殻類・軟体類を挙げた。この区別はその後の脊椎動物・無脊椎動物の区別とほぼ一致する<ref name=holland/>。
 
近世・近代になって[[カール・フォン・リンネ]]によって、「[[哺乳綱]]」「[[鳥綱]]」「[[両生綱]]」「[[魚綱]]」と、「[[昆虫]]綱」「[[蠕虫]]綱」という分類がおこなわれた。脊椎動物以外の動物を「無脊椎動物」として大別する分類は、上記の通り、ラマルクに依る。
 
動物の分類においては、脊椎動物に関する知識がそれ以外の動物についての知識に比べてはるかに多かった。そのため、脊椎動物を爬虫類・両生類といった大きな群にわけると、残りはその他の群として一まとめにされ、脊椎動物の各群と同等の地位を与えられた。
 
=== 現在の扱い ===
上記のように、脊索動物門の1亜門でしかない脊椎動物と、数十の動物門に含まれる他のすべての動物を対置して区別するのは、含まれる種や分類群の数の面で動物を適切に二分することにはならない<ref name=shirayama/><ref name=holland/>。無脊椎動物のうち[[頭索動物]]と[[尾索動物]]は他の無脊椎動物よりも脊椎動物に近縁なので、無脊椎動物は[[単系統群]]ではなく、系統関係を反映した分け方ではない<ref name=jiten/><ref name=holland/><ref name=nishikawa/>。また伝統的に無脊椎動物に含まれてきた[[原生動物]]は、動物界ではなく原生生物界に分類されている<ref name=shirayama/>。そのような問題点はあるものの、無脊椎動物という語は便宜的に広く使われ<ref name=jiten/>、教科書や大学の講義も脊椎動物・無脊椎動物に分かれていることが多い<ref name=holland/>。
 
また動物学者{{仮リンク|ピーター・ホランド|en|Peter Holland (zoologist)}}は、系統関係や種数を反映していないという問題を認めつつも、脊椎動物は「大きな体、高効率な血液循環系、動的な[[骨格]]、複雑な[[脳]]、保護に働く[[頭蓋]]、そして精緻な[[感覚器]]」といった特徴の複合によって他の動物とは一線を画し、遺伝的にも2度の[[遺伝子重複|全ゲノム重複]]によって多くの[[遺伝子]]を持つという差異があることから、脊椎動物・無脊椎動物の区分に一定の意味を認めている<ref name=holland/>。
 
=== その他 ===
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