「ひゅうが型護衛艦」の版間の差分

概要を中心として記述の整理、海上作戦部隊指揮管制支援システムへのリンク追加など。
(概要を中心として記述の整理、海上作戦部隊指揮管制支援システムへのリンク追加など。)
|排水量=<!--「[[トン数| トン]]」の使用を推奨-->
|基準排水量=13,950[[トン数|トン]]{{Efn2|平成21年4月11日(土)に、海上自衛隊横須賀地方総監部で行われた一般公開で配布された海上自衛隊のパンフレットには13,500tと記載されている}}
|軽荷排水量=
|常備排水量=
|公試排水量=
|満載排水量=19,000トン(推定値)
|全長=197m197 m
|水中排水量=
|全幅=33m33 m
|長さ=
|全長=197m
|水線長=
|垂線間長=
|幅=
|全幅=33m
|水線幅=
|高さ=48m48 m
|吃水=7m7 m
|深さ=22m22 m
|飛行甲板=
|機関=[[COGAG]]
|主機=[[ゼネラル・エレクトリック LM2500|LM2500]][[ガスタービンエンジン]] (25,000馬力)×4基
|主缶=
|推進器=[[スクリュープロペラ|可変ピッチ・プロペラ]]×2軸
|原子炉=
|主機=[[ゼネラル・エレクトリック LM2500|LM2500]][[ガスタービンエンジン]] (25,000馬力)×4基
|推進器=[[スクリュープロペラ]]×2軸
|帆装=
|出力=100,000[[馬力|ps]]
|電力=9,600 kW
|電源=[[M1A-35]]ガスタービン主[[発電機]] (2,400kW)×4基
|速力={{convert|30|kn|km/h|lk=on}}
|最大速力=
|巡航速力=
|航続距離=<!--「{{Convert| | nmi| km| lk = on}}」の使用を推奨-->
|燃料=<!-- トン -->
|航海日数=
|潜航深度=
|乗員=約340 - 360名{{Efn2|IHIがDDH-181進水記念に配布した絵葉書には乗員約490名、就役記念に配布した絵葉書には乗員数約510名と記載されている一方、海上自衛隊のサイトと[[朝雲新聞]]の2009年3月26日付記事には、乗員約340名と記載されている。また、第1護衛隊群のサイトと、平成21年4月11日(土)に海上自衛隊横須賀地方総監部で行われた一般公開で配布された海上自衛隊のパンフレットには乗員約360名と記載されている。どれも航空要員や司令部要員を含めた物であるかは明記されていない}}
|搭載能力=最大11機
|兵装=*[[ファランクス (火器)|高性能20mm機関砲]]([[CIWS]])×2基
*[[Mk 41 (ミサイル発射機)|Mk.41 mod.22]] [[VLS]] (16セル)×1基
**[[ESSM]] [[艦対空ミサイル#個艦防空ミサイル|短SAM]]
**[[RUM-139 VLA|VLA]] [[対潜ミサイル|SUM]]
*[[Mk 32 短魚雷発射管|HOS-303 3324mm3連装短魚雷発射管]]×2基
*機関銃座×7基
|装甲=
*[[アグスタウェストランド AW101|MCH-101]]掃海・輸送ヘリコプター×1機<br>{{Efn2|平成21年4月11日(土)に、海上自衛隊横須賀地方総監部で行われた一般公開で配布された海上自衛隊のパンフレットには、搭載ヘリコプターとして、SH-60K、SH-60J、MH-53E、MCH-101の4種類が記載されている}}
|搭載艇=
|C4I=*[[海上自衛作戦部のC4I指揮管制支援システム#作戦級システム指揮管制支援ターミナル|MOFシステムOYQ-51 MTA]]端末
*[[海上自衛隊のC4Iシステム#新術情報闘指揮システム|NTDSOYQ-10 CDS]] ([[戦術データ・リンク#リンク 11 (TADIL-A/B)|リンク 11]]/[[戦術データ・リンク#リンク 14|14]]/[[リンク 16|16]]対応)
*[[アメリカ海軍のC4Iシステム|GCCS-M]]
*[[海軍戦術情報システム|NTDS]]([[戦術データ・リンク#リンク 11 (TADIL-A/B)|リンク 11]]/[[戦術データ・リンク#リンク 14|14]]/[[リンク 16|16]])
*[[海上自衛隊のC4Iシステム#新戦闘指揮システム|OYQ-10]] [[戦術情報処理装置]]
|C4ISR=
|FCS=
|レーダー=*[[FCS-3]] 多機能型(捜索用、FC用アンテナ各4面)×1基
*[[OPS-20|OPS-20C]] 対水上捜索用×1基
|ソナー=[[海上自衛隊のソナー#OQQ-21|OQQ-21]] 統合ソナー・システム
|電子戦=*[[NOLQ-3]]C 電波探知妨害装置
|備考=
}}
'''ひゅうが型護衛艦'''(ひゅうががたごえいかん、{{Lang-en|''Hyūga''-class helicopter destroyer}})は、[[海上自衛隊]]が運用する[[護衛艦#ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)DDH|ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)]]の艦級。海上自衛隊初の[[海上自衛隊の航空母艦建造構想#全通飛行甲板艦の登場|全通飛行甲板]]型護衛艦として{{Sfn|香田|2009}}、[[2004年|平成16]]・[[2006年|18年]]度予算で各1隻が建造された。また続く[[いずも型護衛艦|いずも型(22/24DDH)]]のベースともなっている{{Sfn|山崎|2017}}。
 
== 概要 ==
本型は、広大な全通[[飛行甲板]]と大きな船体容積によって、多数の[[ヘリコプター]]を同時運用する能力を備えている。これにより、って従来のヘリコプター搭載護衛艦よりも優れたゾーン[[対潜戦]]能力を実現するとともにほか、[[輸送機|輸送ヘリコプター]]や[[救難機|救難ヘリコプター]]にも対応できることから、[[災害派遣]]や[[国際平和活動]]など[[#戦争以外の軍事作戦|戦争以外の軍事作戦]]、[[水陸両用作戦]]の支援など多彩な任務に対応する。
全通飛行甲板の船型から[[航空母艦|空母]]([[ヘリ空母]])とされる場合もある<ref>{{Cite web| url=https://trafficnews.jp/post/44831/| title=来年にも4隻体制に 導入進む日本の空母、その現状と課題 |date=2015-10-24 |author=[[関賢太郎]] |publisher=ミリタリー/乗り物ニュース |accessdate=2016-12-17}}</ref>が、公式には前任の[[はるな型護衛艦|はるな型(43/45DDH)]]を踏襲し、ひゅうが型も「[[護衛艦#ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)|ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)]]」とされている。高度な指揮統制能力と合わせて、[[対潜ミサイル|対潜]]・[[艦対空ミサイル|対空ミサイル]]を発射できる[[VLS|垂直発射システム]]と新開発の[[C4Iシステム|C4ISTARシステム]]により艦自身が強力な対潜・対空戦闘能力を備えており、航空機運用に特化した[[航空母艦]]ではなく、自前の装備で[[対潜戦]]などを行える[[護衛艦]]としての機能も重要視されている{{Sfn|海人社|2009|pp=76-83}}。この点が兵装を最低限の自衛用([[RAM (ミサイル)|近接防空ミサイル]]と[[ファランクス (火器)|高性能20mm機関砲]]を各2機)のみとし、搭載ヘリコプター運用に特化した[[いずも型護衛艦|いずも型DDH]]と大きく異なる特徴の一つである。なお艦砲は装備されておらず対艦ミサイルも艦体には装填されておらず積極的な対艦戦闘能力は無いが、艦載機に対艦・対舟艇ミサイルを装備する事により間接的な対艦戦闘力を持つ。下記も参照されたい。
 
このような特徴から[[航空母艦|空母]]([[ヘリ空母]])とされる場合もあるが<ref>{{Cite news| url=https://trafficnews.jp/post/44831/| title=来年にも4隻体制に 導入進む日本の空母、その現状と課題|newspaper=乗りものニュース|date=2015-10-24 |author=[[関賢太郎]]|accessdate=2016-12-17}}</ref>、公式の艦種は、前任の[[はるな型護衛艦|はるな型(43/45DDH)]]を踏襲して[[護衛艦#DDH|「ヘリコプター搭載護衛艦」(DDH)]]とされている。元[[自衛艦隊司令官]]の[[香田洋二]]も、空母とはまったく本質を異にする艦であると述べている{{Sfn|香田|2009}}。
広大な全通甲板と大きな船体容積によって、多数の[[ヘリコプター]]を同時運用する能力を備えている。これにより、従来のヘリコプター搭載護衛艦よりも優れたゾーン[[対潜戦]]能力を実現するとともに、[[輸送機|輸送ヘリコプター]]や[[救難機|救難ヘリコプター]]にも対応できることから、[[災害派遣]]や[[国際平和活動]]など[[#戦争以外の軍事作戦|戦争以外の軍事作戦]]、[[水陸両用作戦]]の支援など多彩な任務に対応する。
 
全通飛行甲板の船型から[[航空母艦|空母]]([[ヘリ空母]])とされる場合もある<ref>{{Cite web| url=https://trafficnews.jp/post/44831/| title=来年にも4隻体制に 導入進む日本の空母、その現状と課題 |date=2015-10-24 |author=[[関賢太郎]] |publisher=ミリタリー/乗り物ニュース |accessdate=2016-12-17}}</ref>が、公式には前任の[[はるな型護衛艦|はるな型(43/45DDH)]]を踏襲し、ひゅうが型も「[[護衛艦#ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)|ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)]]」とされている。高度な指揮統制能力と合わせて、[[対潜ミサイル|対潜]]・[[艦対空ミサイル|対空ミサイル]]を発射できる[[VLS|垂直発射システム]]と新開発の[[C4Iシステム|C4ISTARシステム]]により艦自身が強力な対潜・対空戦闘能力を備えており、航空機運用に特化した[[航空母艦]]ではなく、自前の装備で[[対潜戦]]などを行える[[護衛艦]]としての機能も重要視されている{{Sfn|海人社|2009|pp=76-83}}{{Efn2|[[艦砲]]や[[艦対艦ミサイル]]といった艦自身の[[対艦兵器]]はもたないが、搭載する哨戒ヘリコプターに対艦・対舟艇ミサイルを装備する事によって、間接的な対艦戦闘力を持つ。}}。この点が兵装を最低限の自衛用([[RAM (ミサイル)|近接防空ミサイル]]と[[ファランクス (火器)|高性能20mm機関砲]]を各2)のみとし搭載ヘリコプター運用に特化した[[いずも型護衛艦|いずも型DDH(22/24DDH)]]と大きく異なる特徴の一つである。なお艦砲は装備されておらず対艦ミサイルも艦体には装填されておらず積極的な対艦戦闘能力は無いが、艦載機に対艦・対舟艇ミサイルを装備する事により間接的な対艦戦闘力を持つ。下記も参照されたい
船体規模も従来の[[軽空母]]や[[強襲揚陸艦]]の一部を上回ることから、[[F-35 (戦闘機)|F-35]]や[[ハリアー II (航空機)|ハリアー]]のような[[航空機の離着陸方法#短距離離陸垂直着陸機|STOVL型の戦闘機]]を運用する軽空母と比較されることもあるが、[[防衛省]]はひゅうが型における[[固定翼機]]運用については公式に発表しておらず、また、元[[自衛艦隊司令官]]の[[香田洋二]]は、空母とはまったく本質を異にする艦であるとしている{{Sfn|香田|2009}}。
 
== 来歴 ==
[[海上自衛隊]]は創成期より[[航空母艦]]の保有を志向しており、[[第2次防衛力整備計画]]では[[ヘリ空母]](CVH)の取得が試みられたが、これは実現しなかった。その後、まずは護衛艦に[[対潜哨戒機#哨戒ヘリコプター|哨戒ヘリコプター]]を搭載することになり、[[第3次防衛力整備計画]]で[[はるな型護衛艦|はるな型(43/45DDH)]]が、続いて[[第4次防衛力整備計画]]で[[しらね型護衛艦|しらね型(50/51DDH)]]が建造された{{Sfn|香田|2009}}。
 
ポスト4次防以降、護衛艦隊の基本編成として[[護衛艦隊#8艦8機体制の確立(ポスト4次防~13中期防)|8艦8機体制]]が採択され、汎用護衛艦(DD)へのヘリコプター搭載が開始された後でも、これらのDDHは、護衛隊群の航空中枢艦として活躍した。この間、[[1980年代]]後半には、ソ連軍による経空脅威の増大への対応策として、[[BAe シーハリアー|シーハリアー]][[艦上戦闘機]]をSTOVL方式で運用できる[[軽空母]](DDV)の建造も検討されたものの、これは実現しなかった{{Sfn|香田|2009}}。
 
その後、平成10年代中期には、第1世代DDHの端緒である「[[はるな (護衛艦)|はるな]]」の後継艦が必要となると予測されたことから、その検討が着手された。2000年12月に[[閣議 (日本)|閣議]]決定された[[中期防衛力整備計画 (2001)|13中防]]計画において、この後継艦は「指揮通信機能およびヘリコプター運用能力等の充実を図った艦」として盛り込まれた{{Sfn|香田|2009}}。そして検討を経て、[[2004年|平成16年]]度予算で1番艦「ひゅうが」が、続いて[[2006年|平成18年]]度予算で2番艦「いせ」が建造された{{Sfn|山崎|2017}}。
ファイル:Hyūga (16DDH) in 2009.jpg|甲板面積を確保するため、左舷側がより広くされている
ファイル:ひゅうが型護衛艦.JPG|2012年6月[[伏木富山港]]での「ひゅうが」公開にて。駐車している車やクレーンと比べても大きさが一目瞭然である。
ファイル:Helicopter Mitsubishi SH-60J.jpg|飛行甲板から発艦するSH-60J
ファイル:A U.S. Marine Corps MV-22B Osprey tiltrotor aircraft assigned to Marine Medium Tiltrotor Squadron (VMM) 265, 31st Marine Expeditionary Unit lands aboard the Japan Maritime Self-Defense Force (JMSDF) helicopter 131112-M-ZZ999-012.jpg|発着艦する[[V-22 (航空機)|MV-22B]]
|thumb|「ひゅうが」(中央前)、「[[あしがら (護衛艦)|あしがら]]」(中央)、「[[ロナルド・レーガン (空母)|ロナルド・レーガン]]」(手前)、「[[カール・ヴィンソン (空母)|カール・ヴィンソン]]」(奥)、[[F-15J (航空機)|F-15J]]
</gallery>
 
== 能力 ==
=== C4I ===
[[護衛艦]]としてはじめて、護衛隊群司令部を十分に収容できる規模の司令部施設(旗艦用司令部作戦室・FIC)を設置している。FICは第2甲板、CICの後部に隣接して設置されており、[[アメリカ海軍]]の[[原子力空母]]や[[強襲揚陸艦]]に設置されている[[TFCC]](群司令部指揮所)と同様の機能を有している。ここには、[[海上自衛隊]]の基幹指揮回線である[[海上自衛隊のC4Iシステム#作戦部隊指揮管制支援システム|MOF]](MOFシステム]]の新型艦上端末であるMTAが設置されている。MTAは従来使用されてきたC2Tの能力向上版で、個艦の戦闘統制用のCDSと連接されている。また、通信機能も増強されており、従来より使用されてきたSUPERBIRD B2に加えて、より高速・大容量の[[N-SAT-110|SUPERBIRD D]]による衛星通信を使用できるようになっているほか、必要に応じて、さらに大容量のKuバンド[[衛星通信]]を使用する用意もなされている{{Sfn|東郷|2009}}。また、[[アメリカ軍]]との共同作戦を考慮し、アメリカ海軍の基幹指揮回線である[[GCCS]]-Mも設置されている。これは、USC-42 Mini-DAMAを介して、[[アメリカ軍の衛星通信|FLTSATCOM]]などアメリカ軍の[[極超短波|UHF]]帯衛星通信を使用する。なお、音声用の[[無線通信]]機は、本型より[[ソフトウェア無線]](SDR)が導入されている{{Sfn|東郷|2014}}。
 
同じ第2甲板の前方には多目的室が設置されている。ここは[[OAフロア]]や可動式の間仕切りを備え、必要に応じてレイアウト変更が可能であり、大規模災害時の自治体責任者を交えた[[災害対策本部]]や、[[自衛隊海外派遣|海外派遣]]時の[[統合任務部隊 (自衛隊)|統合任務部隊]]司令部などに利用される。また、これ以外でも艦内各所で情報にアクセスできるよう、艦内にはJSWANと称される[[ギガビット・イーサネット]]網が整備された。これは秘区分のある情報を流せる作戦支援系と一般情報を流せる情報支援系の2系統からなっており、作戦支援系端末は60台以上、情報支援系端末は200台以上が各所に配置されている。また、同時に、広大な艦内で艦長以下の幹部乗員が相互に連絡できるよう、艦内[[PHS]]も整備された{{Sfn|東郷|2009}}。
画像:艦載救難工作車.jpg|艦載救難工作車
画像:Raft.jpg|艦載クレーン
ファイル:Helicopter Mitsubishi SH-60J.jpg|飛行甲板から発艦するSH-60J
ファイル:A U.S. Marine Corps MV-22B Osprey tiltrotor aircraft assigned to Marine Medium Tiltrotor Squadron (VMM) 265, 31st Marine Expeditionary Unit lands aboard the Japan Maritime Self-Defense Force (JMSDF) helicopter 131112-M-ZZ999-012.jpg|発着艦する[[V-22 (航空機)|MV-22B]]
</gallery>
 
自艦装備の対潜火力としては、Mk.41 VLSより発射する[[RUM-139 VLA|VLA(垂直発射式アスロック)]]と、舷側の[[Mk 32 短魚雷発射管#68式|3連装短魚雷発射管(水上発射管HOS-303)]]がある。搭載する16セルのMk.41 VLSのうち、12セルがVLAに割り振られる。また、将来的には、国産で新開発の[[07式垂直発射魚雷投射ロケット]]('''新アスロック''')の運用も予定されている。水上発射管HOS-303は、従来より使用されてきた3連装短魚雷発射管シリーズの最新版で、新型の[[97式魚雷|97式短魚雷]]の運用が可能となっている{{Sfn|徳丸|2017}}。
 
また、搭載機のうち、[[SH-60K (航空機)|SH-60K]]は[[ヘルファイア (ミサイル)#AGM-114M ヘルファイアII|AGM-114M ヘルファイアII]][[空対艦ミサイル]]が装備でき、砲や[[対艦ミサイル]]を持たないひゅうが型における間接的な対水上火力となる{{Efn2|アメリカ海軍ではシースパローによる艦艇の攻撃実験に成功しているが、日本のFCS-2ではモノパルス誘導のRIM-7M対応化の際に対艦攻撃能力は持たない。FCS-3については不明}}。
 
洋上での非対称戦・テロ攻撃に対処するために合計で7基の機関銃座を有しており、ここには[[ブローニングM2重機関銃|12.7mm重機関銃M2]]を必要に応じ設置するが、これらの機関銃は兵装ではなく搭載小火器扱いである{{Sfn|イカロス出版|2019}}。近接防空用の[[ファランクス (火器)|高性能20mm機関砲]]も、光学照準機能を持つブロック1Bと呼ばれるバージョンを採用したことで、小型・高速の水上脅威が接近してきた場合に対処できる。
* {{Cite journal|和書|last=山崎|first=眞|year=2017|month=05|title=待望の空母型DDH4隻体制 運用開始! (特集 空母型DDH4隻体制完成!)|journal=世界の艦船|issue=858|pages=69-75|publisher=海人社|naid=40021145530|ref=harv}}
* {{Cite book|和書||title=海上自衛隊「ひゅうが」型護衛艦 増補改訂版|series=新・シリーズ世界の名艦|date= 2019年12月|publisher=[[イカロス出版]]|isbn=978-4802207614|ref=harv}}
* {{Cite book|authorlink=:en:Eric Wertheim|first=Eric|last=Wertheim|year= 2013|title= The Naval Institute Guide to [[:en:Combat Fleets of the World|The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World]]|edition=16th |publisher=[[:en:United States Naval Institute|Naval Institute Press]]|isbn=978-1591149545|ref=harv}}
 
== 関連項目 ==