「アルキビアデスI」の版間の差分

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ソクラテスとアルキビアデスのはじめての会話(問答)を舞台とし、アルキビアデスがソクラテスのプロトレプティコス・ロゴス((哲学を)勧奨する言論)によって、彼を愛知(哲学)の師として受け入れる様が描かれる。
 
内容上はプラトンの作品として不自然な点は無く<ref name=z216>全集6, 岩波 pp.216-217</ref>、むしろ『[[メノン]]』と同じように、アルキビアデスを相手に「[[無知の知]]」(己の無知の自覚)を経ながらの「知恵の探求」という、愛知(哲学)の重要性が丁寧に分かりやすく述べられているため、[[新プラトン主義]]の[[プロクルス]]や[[オリュンピオドロス (哲学者)|オリュンピオドロス]]などは本作を「プラトン哲学への入門書」として特に重視し、注釈書を書いている<ref name=z216 />。
 
ただし、アルキビアデスという重要人物を扱う作品としては内容が簡素で『[[プロタゴラス (対話篇)|プロタゴラス]]』『[[ゴルギアス (対話篇)|ゴルギアス]]』『[[饗宴]]』など傑作とされる作品と比べると不足感を感じさせるため<ref name=z216 />、偽作であると主張する学者も一定数いる<ref name=z218>全集6, 岩波 pp.218-219</ref>。