「ひゅうが型護衛艦」の版間の差分

排水量増加の内訳は「船体」セクションのほうが適切と思われます。
(排水量増加の内訳は「船体」セクションのほうが適切と思われます。)
3つの案のうち、当初は第2案が、予想図では無く「[[イメージ]]図」という用語を伴って発表された。この図の段階で[[マスト]]や[[煙突]]は右舷側に寄せられており、左舷側には前後の発着甲板をつなぐ大型の[[シャッター]]や大きな[[艦橋]]が置かれているだけだったため、実際には既に全通甲板の第3案に内定しており、第2案は、計画の早い段階で[[航空母艦]]に近い形状の第3案を発表して[[日本国憲法第9条|憲法9条]]の解釈をめぐる[[世論]]の反発に巻き込まれてしまうことを防ぐために作られた案に過ぎないとも言われている<ref>学研社歴史群像シリーズ『最新海洋兵器図鑑』</ref>。
 
前任のはるな型(43/45DDH)から[[ヘリコプター]]運用能力、護衛隊群[[旗艦]]能力の発展・向上が要求されたことから、[[基準排水量]]は歴代[[自衛艦]]として当時最大の13,950トンとなった。[[排水量#満載排水量|満載排水量]]は推定で19,000トンとされ、[[イタリア海軍]]の「[[ジュゼッペ・ガリバルディ (空母)|ジュゼッペ・ガリバルディ]]」や、[[スペイン海軍]]の「[[プリンシペ・デ・アストゥリアス (空母)|プリンシペ・デ・アストゥリアス]]」などの[[軽空母]]と同等か上回っている{{Efn2Sfn|[[大日本帝国人社|旧海軍]]の空母2009|pp=76-83}}。しらね型(50/51DDH)と比較すると「[[龍驤 (空母)|龍驤]]」約8,600トンの追加同等}}。[[自衛艦]]としなっおり[[ましゅう型補給艦|ましゅう型(12AOE)]]もほぼ同等計画時基準排水量を備えてい資料によが、[[補給艦]]は搭載量が大きいこから満載排水量は12AOE下記が一回り大きく、全長も24メートル長く内訳であると説明されている{{Sfn|海人社野木|2009|pp=76-832003}}。
** 情報指揮能力の向上(多目的エリアの設置等)+)により約480トン
** ヘリコプター運用能力の向上(搭載/整備スペースの増設、昇降機×2基の搭載等)+)により約3,230トン
** 装備武器の能力向上(水上艦用ソーナー、射撃指揮装置の装備等)+)により約830トン
** 機関・発電能力の向上(エンジン・発電機の重量増等)+1)により1,120トン
** 抗たん性・居住性の向上(機関区間の2重構造化、2段ベット・レストエリア追加等)+)により約2,940トン
 
[[排水量#満載排水量|満載排水量]]は推定で19,000トンとされ、[[イタリア海軍]]の「[[ジュゼッペ・ガリバルディ (空母)|ジュゼッペ・ガリバルディ]]」や、[[スペイン海軍]]の「[[プリンシペ・デ・アストゥリアス (空母)|プリンシペ・デ・アストゥリアス]]」などの[[軽空母]]と同等か上回っている{{Efn2|[[大日本帝国海軍|旧海軍]]の空母と比較すると「[[龍驤 (空母)|龍驤]]」と同等}}。[[自衛艦]]としては、[[ましゅう型補給艦|ましゅう型(12AOE)]]もほぼ同等の基準排水量を備えているが、[[補給艦]]は搭載量が大きいことから、満載排水量は12AOEのほうが一回り大きく、全長も24メートル長くなっている{{Sfn|海人社|2009|pp=76-83}}。
 
主船体は7層、艦橋構造物は5層の甲板から構成されている。艦橋構造物は右舷に寄せられ、長さは70メートル、幅9メートルのいわゆるアイランド方式となった。[[艦橋]]はアイランドの4層目(03甲板)に位置しており、同レベルの後部には航空管制室が設けられている。このアイランド部を除いて、第1甲板(上甲板)は艦首から艦尾まで平坦な全通甲板構造となっており、全域が飛行甲板とされている。これにより、艦体の後方3分の1程度が平らなヘリコプター甲板だった従来のヘリコプター搭載護衛艦や、最初に発表された予想図のような艦形では不可能だったヘリコプター複数機の同時発着艦運用を実現し、艦橋が視界を遮ったり[[気流]]を乱す事も少なくなり、ヘリコプターの着艦作業も容易になった。ヘリコプター運用の妨げになることから、欧州のSTOVL空母が設置しているような[[スキージャンプ (航空)#VTOL機での使用 (STOVL方式)|スキージャンプ勾配]]は設置していない。水線から飛行甲板までの高さは15メートルに及ぶ。飛行甲板の左舷側には[[キャットウォーク (通路)|キャットウォーク]]が設けられている{{Sfn|海人社|2009|pp=76-83}}。
 
== 比較表 ==
しらね型と比較してひゅうが型の排水量が増大した理由を、計画時の資料では次のように説明している<ref>野木恵一「海自次期空母型16DDHの徹底解明」『軍事研究』2003年12月号、ジャパン・ミニタリー・レビュー</ref>。
* 現有DDH(しらね型、約5,200トン)
** 情報指揮能力の向上(多目的エリアの設置等)+約480トン
** ヘリコプター運用能力の向上(搭載/整備スペースの増設、昇降機×2基の搭載等)+約3,230トン
** 装備武器の能力向上(水上艦用ソーナー、射撃指揮装置の装備等)+約830トン
** 機関・発電能力の向上(エンジン・発電機の重量増等)+1,120トン
** 抗たん性・居住性の向上(機関区間の2重構造化、2段ベット・レストエリア追加等)+約2,940トン
: 約8,600トンの追加
* 16DDH(ひゅうが型、13,500トン級)
 
 
{{歴代DDH比較表}}
{{機能の重複する艦艇}}
* {{Cite journal|和書|last=徳丸|first=伸一|year=2017|month=5|title=戦闘システム (「ひゅうが」型「いずも」型のすべて)|journal=世界の艦船|issue=858|pages=92-97|publisher=海人社|naid=40021145542|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|last=西上|author=|first=均|year=2008|title=2007年におけるマリンエンジニアリング技術の進歩 4.ガスタービン・その他|url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jime2001/43/4/43_4_456/_article/-char/ja/|journal=日本マリンエンジニアリング学会誌|volume=43|issue=4|page=|pages=483-484|publisher=日本マリンエンジニアリング学会|ref=harv|DOI=10.5988/jime.43.4_456}}
* {{Cite journal|和書|authorlink=江藤巌|last=野木|first=恵一|title=海自次期空母型16DDHの徹底解明|journal=軍事研究|year=2003|month=12|publisher=ジャパン・ミリタリー・レビュー|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|authorlink=江藤巌|last=野木|first=恵一|title=軽空母「ひゅうが」の登場と海自艦隊航空 (特集 海上自衛隊の艦隊航空)|journal=世界の艦船|year=2008|month=10|pages=96-99|publisher=海人社|naid=40016204592|ref=harv}}
* {{Cite journal|和書|last=山崎|first=眞|year=2017|month=05|title=待望の空母型DDH4隻体制 運用開始! (特集 空母型DDH4隻体制完成!)|journal=世界の艦船|issue=858|pages=69-75|publisher=海人社|naid=40021145530|ref=harv}}