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'''ペトルス・ペレグリヌス'''({{lang-la|Petrus Peregrinus}})または'''ピエール・ド・マリクール'''({{lang-fr|Pierre de Maricourt}})は、[[13世紀]][[フランス王国|フランス]]の[[科学者]]である。[[1269年]]に[[磁気]]の性質についての著書を著わした。ペレグリヌスは「巡礼者」の意味をもつ。時代は[[カルロ1世 (シチリア王)|シャルル・ダンジュー]]による地中海に及ぶ帝国の建設が進められており、その軍勢に参加して、すでに磁石等に関する技術が当時のヨーロッパに比べてすすんでいたイスラム文化にふれた可能性もある
 
時代は[[カルロ1世 (シチリア王)|シャルル・ダンジュー]]による地中海に及ぶ帝国の建設が進められており、その軍勢に参加して、すでに磁石等に関する技術が当時のヨーロッパに比べてすすんでいたイスラム文化にふれた可能性もある。
 
== 人物 ==
磁気に関する現存する最古の論文『磁気書簡(Epistola de magnete)』を1269年に書いた。この書において、磁気の引力、磁化作用、南北極の区別などについて実験結果を記している。[[ロジャー・ベーコン]]と同時代人で、ベーコンはペレグリヌスを高く評価していた。その著書は300年後の[[ウィリアム・ギルバート (物理学者)|ギルバート]]などに影響をあたえた。
 
== 外部リンク ==
*{{kotobank|ペトルス・ペレグリヌス}}
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