「銀の狼」の版間の差分

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19世紀の欧州を舞台に、ある事件に巻き込まれ記憶を失い殺し屋となった元外科医の'''シルバ'''(本名はミシェル・ラブロー)、その事件に関わり真相を知る薄幸の女性'''ミレイユ'''、瀕死のシルバを助けて殺し屋にした'''レイ'''、ミレイユの夫で国の乗っ取りを企む国務大臣'''ジャンルイ'''の4人を中心に愛、友情、憎しみが交錯するサスペンス・タッチの正塚の意欲作。
 
印象的な幻想のプロローグから始まり、盆や銀橋の多用、交錯する人々など随所に正塚演出独特の技法が光る本作。舞台機構を生かした作品であったため全国ツアー公演での上演は危ぶまれたが、演出が大幅に変更されレベルを落とすことなく仕上げられた。サスペンス色が強く男女の恋愛物が主である宝塚歌劇団では異色の作品となっているが、その完成度は高く正塚の代表作の一つとなっている。
 
== 登場人物 ==