「先入観」の版間の差分

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== 人間の認識の主観性 ==
人間の認識や認識に基づく行為はすべて、何らかの意味で、直接の対象認識の前に、予備的な知識や、認識・把握の枠組みが存在するものである。哲学的には、[[客観]]である「[[物自体|もの自体]]」はそのまま直接認識できず、[[主観]]の「認識形式」というフィルターを常に通じて、人間の対象認識や、世界に対する行為は成立している。
 
しかし、このような主観認識のフィルターは、人間が世界を認識するにおいて、また他者と[[社会]][[生活]]を送り、[[コミュニケーション]]を通じるにおいて、むしろ必要なものである。「すぐに腕力をふるい、他人の言葉に耳を貸さない」と一般に噂されている人と、何か交渉する必要ができた場合など、この「予めの知識」に基づいて、慎重な言動を取ることで、対人接触がうまく進むということもある。