「前野ウルド浩太郎」の版間の差分

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|birth_name = 前野浩太郎
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|birth_place = [[秋田県]][[秋田市]][[土崎港]]{{R|MaenoBlogBio}}{{Sfn|前野|2017|loc=奥付}}
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'''前野 ウルド 浩太郎'''(まえの ウルド こうたろう、[[1980年]][[2月20日]]{{R|MaenoBlogBio}} - )は、[[日本]]の[[昆虫学者]]。通称「バッタ博士」{{Sfn|前野|2017|loc=奥付}}{{R|ForbesJapan2020|page1=1}}。[[アフリカ]]で大規模な[[蝗害]]を引き起こす[[サバクトビバッタ]]の生態に精通する。[[サハラ砂漠]]西部の[[モーリタニア・イスラム共和国]]や[[モロッコ王国]]における現地調査体験に基づき、サバクトビバッタの[[相変異 (動物)|相変異]] (群れを成すと体色を変えて獰猛化し、植物・農作物を喰い荒らすモード) の解明と[[防除]]技術の開発に従事している{{R|Hakubi|ForbesJapan2020|page2=1|MaenoBlogBio|Yomiuri2018}}。
 
[[秋田県]][[秋田市]][[土崎港]]出身{{R|MaenoBlogBio}}。自然豊かな地で育った幼少期に[[ジャン・アンリ・ファーブル|ファーブル]]の『[[昆虫記]]』に魅了され、自ら研究手法を編み出すような[[昆虫学者]]を将来像として夢見るようになる{{Sfn|前野|2017|pp=4, 103}}。2008年に[[神戸大学]]大学院博士課程修了 ([[農学博士]])。2011年4月より、モーリタニア国立サバクトビバッタ防除センター ({{Lang|fr|Centre national de lutte antiacridienne}}、略称: CNLA){{Efn2|CNLAの日本語名は「国立サバクトビバッタ防除センター」{{R|JIRCAS|NougakuRep}}と「国立サバクトビバッタ研究所」{{R|MaenoBlogBio}}で表記揺れが存在するが、直訳は前者であることからこちらを採用した。}}で現地調査・研究に従事した。その足跡を[[自叙伝]]的に綴った『バッタを倒しにアフリカへ』([[光文社]]) は、「抱腹絶倒のバッタバカ一代記」{{R|Shincho-News}}とも評され、2018年の[[新書大賞#2018年|新書大賞]]などを受賞してベストセラーとなった{{R|ForbesJapan2020|page1=1}}。2016年4月からは日本の国立研究開発法人 [[国際農林水産業研究センター]]にて研究員として在籍し、サバクトビバッタ研究を続けている{{R|MaenoBlogBio|ForbesJapan2020|page2=1}}。
 
戸籍名は前野浩太郎 ({{Lang|en|Maeno, K.}}) であり生粋の日本人だが{{R|YomiuriSpeech}}、モーリタニア現地で授かったミドルネーム「Ould」を使い、2011年7月1日より研究者名 (ペンネーム) を「前野ウルド浩太郎」({{Lang|en|Maeno, K.O.}}) に変更して著作物の一部を発表している{{R|MaenoBlogBio}}{{Efn2|name=MidName}}。