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→‎概説: 単性論教会の離脱→非カルケドン派正教会の分立
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==概説==
初代教会以来、正統教会においては秘跡が伝統的に守られていたが、古代における単性論[[非カルケドン派正教会]]離脱分立、11世紀の[[東西教会の分裂]]や16世紀以降の[[宗教改革]]運動などでさまざまな教派が生まれていく中で秘跡の概念も広がっていった。カトリック教会において七つの秘跡が確定したのは12世紀の神学者[[ペトルス・ロンバルドゥス]]による。カトリック教会の場合、秘跡は(種類によって異なるものがあるが)聖職者([[司教]]・[[司祭]])によって執り行われ、目にみえる儀式に目に見えない恵みを伴うものと考えられる。秘跡では[[聖別]]された水、油、ぶどう酒などによって神からの見えない恵みが人間に与えられるとされる。カトリック教会をはじめ[[東方正教会]]、[[東方諸教会]]、[[アッシリア教会]]、[[聖公会]]、[[復古カトリック教会]]、[[プロテスタント]]の[[ルーテル教会]]や[[改革派教会]]などでは、秘跡(サクラメント)は「神の恵みを直接人間に伝えるもの」「恵みの手段」であるとしているが、プロテスタント諸派の一部では、「仲介する」という言葉は目に見えない神の恵みを目に見える形にするというだけのもの、「単なる象徴(シンボル)」という意味でとらえるものもある。
 
==語源==