「月が導く異世界道中」の版間の差分

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== あらすじ ==
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一男二女というごく平凡な五人家族の高校生「深澄真」は、突如として日本から異世界へヒューマン(異世界における一般的な人間とほぼ同意)を救う勇者として召喚される、はずがその異世界の唯一神である女神の「顔が醜いから<ref group="注釈">日本基準では十人並。</ref>」というあまりにも個人的かつ身勝手の過ぎる我儘からヒューマンと交わること(交流及び結婚)を禁じられ<ref group="注釈">しかもこの時既に、自分の好みの顔を持った者数名を独断で勇者として召喚した後であり、真に対しては「保険を掛けといてよかったわ」と嘲笑したうえ、禁じた時に「汚い種をまき散らすんじゃねぇぞ」と破った際には本気で殺すという脅しまでかけた。</ref>、勇者としてではなく、汚くて忌わしいゴミとしてこの異世界の果てに捨てられた<ref group="注釈">遥か天空から落ちていくよう叩き出し、配下のニンフたちに「徹底的に洗浄しときなさい! また湧いてきたらたまんないわ!」と忌々しく吐き捨てている。</ref>。
 
その女神に立ち会う前に出会った真のいた世界の三貴神の一柱、「月読命」の説明によると、真の両親が異世界出身という出自、日本へ向かう際の女神との契約として両親の大切なものをささげるという取り決めがされていたことを知る。女神の横暴さを知っていた月読命よりあらかじめ加護として、女神に与えられるより上回る能力を与えられ、勇者の役割をはく奪されたことで転移先の世界で責務を負うことなく自由に生きる許可まで月読命に与えられた<ref group="注釈">月読命も女神の我儘と増長まで読み切れなかったことを後悔し、真へのあまりの仕打ちに苦々しく感じていた。</ref>。