「電荷保存則」の版間の差分

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== ゲージ不変性への関連 ==
電荷保存則は、[[ネーターの定理]]で主張されるより[[系 (自然科学)|系]]が持つ[[対称性 (物理学)|対称性]]の結果と考えることできる。ネーター定理は、[[対称性 (物理学)#保存則と対称性|の対応は理論物理学におけるさまざま重要対称性]]がそれぞれ結果保存則と関連してい一つであとする{{訳語疑問点範囲|理論的な中核をなす|date=2021年8月|title=原文: a central result in theoretical physics}}
 
電荷の保存則と結び付いている対称性は、電磁場の大域的[[ゲージ不変性]]である<ref>{{cite book
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| id =
| isbn = 978-0-521-88021-3}}</ref>。
このことは、[[静電ポテンシャル]] <math>\phi</math> のゼロ基準<!--複素解析の零点ではない-->をどう定めても電場および磁場が変わらないことと関係しているが、対称性の完全な記述はもっと複雑であり、[[ベクトルポテンシャル]] <math>\mathbf{A}</math> も関係する。
 
ゲージ不変性の完全な記述は、任意の[[スカラー場]] <math>\chi</math> の[[勾配]]によってベクトルポテンシャルが変化しても、電磁場の物理法則が変化しないことを表す。
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:<math>\phi' = \phi - \frac {\partial \chi}{\partial t} \qquad \qquad \mathbf{A}' = \mathbf{A} + \nabla \chi</math>
 
[[量子力学]]においては、[[チャージ_(物理学)|チャージ]]を持った粒子の[[波動関数]]の位相変化がスカラー場に等しい。
 
:<math>\psi' = e^{i q \chi}\psi</math>
 
ゲージ不変性とは、波動関数の位相の変化は観測することはできず、波動関数の振幅の変化のみが[[確率密度]] <math>|\psi|^2</math> として観測される、というよく知られる事実と同じことである。これ電荷保存則を導く究極的な理論的な基礎となってい起源である。
 
電荷におけるゲージ不変性は非常に重要で電磁場の特性をよく表しており、多くの[[検証可能性]]を提供している。電荷保存則の理論的な正当性は、この対称性と結びつくことで強化されている。ゲージ不変性は、例えば、光子は質量を持たないことを要請する。光子の質量がゼロであるという実験的事実は、電荷が保存されていることの強力な証拠にもなる。<ref>