「ニガクサ」の版間の差分

 
花期は7-9月で、茎の先端に花序を集中させる。花序は細長い総状花序で長さ3-10cm。萼は筒状で長さ4mm程度、5歯があるが上歯は歯先がやや尖り、また表面には腺毛が無くて短毛のみがある。花は淡紅色で長さ10-12mm。花弁は唇弁だけがあるように見えるが、これは上唇に当たる部分が大きく深く左右に裂け、またその裂片が小さいために唇弁基部に上向きの突起がある風にしか見えないためで、これはこの属の特徴にもなっている。雄蘂は4本あってこの上唇の裂け目から上に突き出している<ref>佐竹他(1981),p.74</ref>。
 
萼が開花期にふくれて[[虫こぶ]]となることがある<ref>牧野(1961),p.523</ref>。これは[[カメムシ目]][[グンバイムシ科]]に属する[[昆虫]]である[[ヒゲブトグンバイ]](''Copium japonicum'')によるものであり、ニガクサツボミフクレフシと呼ばれる<ref name="虫こぶハンドブックp60">{{Harvnb|蓮葉 (2004)|p=60 |ref="虫こぶハンドブック" }}</ref> 。
 
ちなみに噛んでも苦くはない<ref>清水(1997),p.251</ref>。和名の意味はやはり苦い草であるが、そう記している牧野も苦くない旨を記しており、この名の[[矛盾]]に関しては何も述べていない<ref>牧野(1961),p.523</ref>。