「シュウ酸」の版間の差分

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この記事も抗凝固薬と同じように「何の植物とかと書きながらどの部分かを記さない、その割に推理はできる」という謎の中途半端さですね。「とろろが肌に付くと痒みを生じる」と言いながら、ナガイモヤマイモ(ヤマノイモ、ジネンジョ)の属するヤマノイモ科を導入部に記さず、サトイモ科だけを記すのは不平等です。読者に不親切です。しかも無出典です。なので、私も無出典で加筆しましょうか?「"ヤマノイモ科" "シュウ酸"」で検索してみました。→‎参考文献: 節の用法が多くの記事と相違するので、→‎脚注: に名前を変え、参考文献を別に新設しました。無参照文献も無いので、やはり導入部のそれは無出典記述です。出典つきで補足しました。「の植物」有無の不統一の修正(英語はともかく日本語ではそうする)。
59行目:
'''シュウ酸'''(シュウさん、'''蓚酸'''、{{lang-en-short|oxalic acid}})は、[[構造式]] HOOC–COOH で表される、もっとも単純な[[ジカルボン酸]]。二つの[[カルボン酸|カルボキシ基]]を背中合わせにくっつけた分子である。[[IUPAC命名法]]ではエタン二酸(「二」はカタカナの「ニ」ではなく漢数字の「二」) (ethanedioic acid)。[[1776年]]、[[カール・ヴィルヘルム・シェーレ]]により[[カタバミ]] (oxalis) から初めて単離されたことから命名された。
 
命名の由来にもなったように、植物に多く含まれる。漢字の「蓚」は[[タデ科]]の[[スイバ]]を意味し、また[[中国語]]でも植物由来の「[[:zh:草酸|{{lang|zh|草酸}}]]」の名を持つ。タデ科(他に[[ギシギシ]]、[[イタドリ]]など)、[[カタバミ科]]、[[アカザ科]]([[アカザ (植物)|アカザ]]、[[ホウレンソウ]]など)の植物には水溶性シュウ酸塩(シュウ酸水素ナトリウムなど)が、[[サトイモ科]]([[サトイモ]]、[[ザゼンソウ]]、[[マムシグサ]]など)の植物には不溶性シュウ酸塩([[シュウ酸カルシウム]]など)が含まれる。[[ヤマノイモ科]]の植物の根菜から作る[[とろろ]]が肌に付くと痒みを生じるのは、シュウ酸カルシウムの針状結晶が肌に刺さって刺激を受ける為である<ref>{{Cite journal|和書|last =桑田 |first =寛子 |last2 =治部 |first2 =祐里 |last3 =田淵 |first3 =真愉美 |last4 =寺本 |first4 =あい |last5 =渕上 |first5 =倫子 |date =2015-05-24 |title =ダイジョの冷凍耐性および針状結晶に関する研究 |journal =一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 |volume =67回大会 |issue = |page =69 |publisher =一般社団法人 日本家政学会 |location =東京都文京区 |doi =10.11428/kasei.67.0_193 |id ={{JOI|JST.JSTAGE/kasei/67.193}} |url =https://www.jstage.jst.go.jp/article/kasei/67/0/67_193/_article/-char/ja/ |accessdate =2021-09-07 |quote =すべてのヤマノイモの皮下部にシュウ酸カルシウムの針状結晶がみられた。ナガイモに最も多く、次いでツクネイモで、ダイジョは最も少なかった。皮を剥くとき手が痒くなるのは、細胞中に埋もれていた針状結晶が飛び出して、手に刺さるためである。 }}</ref>
 
[[カルシウムイオン]]と強く結合する性質(劇性)があり、体内に入ると[[アシドーシス]]に傾いた[[血液]]中でカルシウムと結合して[[結石]]などを生じる。このため[[毒物及び劇物取締法]]により[[劇物]]([[毒物]]ではない)に指定されている。
156行目:
[[枯草菌]]、[[エノキタケ]]、[[コウジカビ]]([[アスペルギルス属]])、[[シュードモナス属]]、[[アオカビ|ペニシリウム属]]、[[ストレプトコッカス・ミュータンス]]、などは[[シュウ酸デカルボキシラーゼ]]を持ち、シュウ酸を分解して二酸化炭素とギ酸にする事が出来る<ref>[https://patents.google.com/patent/JP2009545622A/ja JP2009545622A - 結晶性シュウ酸デカルボキシラーゼおよび使用方法 - Google Patents]</ref>。
 
== 参考文献脚注 ==
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== 参考文献 ==
 
== 関連項目 ==