「スーパーカセットビジョン」の版間の差分

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=== グラフィック ===
色数は固定パレットの16色が扱える。そのうち1色は背景色専用であり、テキストやスプライトに指定した場合は透明色として使われる。プログラム上は256×256ドット程度の画面領域を持っており、テレビ画面にはそのうち208×232ドット程度まで表示される。ただし当時のブラウン管テレビでは端まで表示されなかった(オーバースキャン)ため実質的に約192×222ドット程度であり、1つあたりのドットはファミコンよりもやや大きく、形状も横長の長方形となっている。スプライトにはキャラクター・背景の区別は無く、16×16ドット単色のスプライトを128種まで定義でき、128個まで同時に扱うことができる。これは2色のスプライトが64個しか表示できないなど実質的に単色スプライトを重ね合わせた多色表示に相当する機能ではあるが、それでもキャラクター用スプライトとしては同時期に展開されたファミコンを凌駕する。
 
例えば16x16ドットのスプライト表示能力を比べた場合、ファミコンでは3色のキャラクターを16個<!--(8x8ドットであれば64個)-->まで表示できるが、本機では4色のキャラクターでも32個まで扱える<ref group="注" name="basic">これらは『BASIC入門』の基本仕様としてサンプルプログラムのキャラクター一覧表示 (LOAD 6) で確認できる。</ref>。また、ファミコンでは3色のキャラクターを横一列に4個まで表示できるが、本機では少なくとも4色のキャラクターで同じことができる<ref group="注" name="basic" />。しかもキャラクターあたりの色数を減らせばそれだけ横並びできる数も増えるため、単色スプライトであれば画面の横一列をスプライトで埋め尽くすことも可能なほどである。