「ザ・ゲーム (ゲーム)」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 http:// -> https:// (web.archive.org) (Botによる編集)
編集の要約なし
42行目:
 
== 心理学的解釈 ==
ザ・ゲームは「何かを考えないように努力すればするほど、かえってそのことが頭から離れなくなる」という[[皮肉過程理論]](Ironic Process Theory)、いわゆる「白熊効果」の一例である<ref name="lal">{{cite news|url=http://www.laloyolan.com/opinion/you-just-lost-the-game/article_597f90c7-7397-5050-87a1-229cbf4317e3.html|title=You just lost the Game|last=Kaniewski|first=Katie|date=2009-03-01|work=Los Angeles Loyolan|accessdate=2015-03-21}}</ref>。この理論を込めた発想は古くからあるものであり、例えば[[1840年]]、[[レフ・トルストイ]]は兄たちと「白熊ゲーム」を考案し遊んだことが分かる。そのテーマとは「部屋の隅に立って、白熊を考えない」というものである<ref>{{cite book|last=Tolstoy|first=Leo|authorlink=レフ・トルストイ|date=2008|title=Leo Tolstoy, His Life and Work|page=52|url=http://books.google.co.uk/books?id=3M2WxoNXUzIC&pg=PA52&dq=|archiveurl=http://archive.org/stream/leotolstoyhislif00biriiala/leotolstoyhislif00biriiala_djvu.txt|archivedate=2014-07-06|isbn=1408676974|accessdate=2015-03-21}}</ref>。[[フョードル・ドストエフスキー]]は[[1863年]]の[[エッセイ]]「{{仮リンク|冬に記す夏の印象|ru|Зимние заметки о летних впечатлениях}}」でも同じゲームについて言及した<ref>{{cite book|url=http://books.google.co.uk/books?id=UFLsy9JR-RsC&pg=PA49&lpg=PA49&dq=%22Try+to+pose+for+yourself+this+task:+not+to+think+of+a+polar+bear+and+you+will+see+that+the+cursed+thing+will+come+to+mind+every+minute.%22&source=bl&ots=8qrPzep_wL&sig=kY3nobR8ZmN36IAINHtagca5A4k&hl=en&ei=s_fLS4PcD4SyrAeYvrGXBQ&sa=X&oi=book_result&ct=result&redir_esc=y#v=onepage&q=%22Try%20to%20pose%20for%20yourself%20this%20task%3A%20not%20to%20think%20of%20a%20polar%20bear%20and%20you%20will%20see%20that%20the%20cursed%20thing%20will%20come%20to%20mind%20every%20minute.%22&f=false|title=Winter Notes on Summer Impressions|page=49|last=Dostoyevsky|first=Fyodor|publisher=''Vremya''|date=1863}}</ref>。
 
コーリー・アンティール(Cory Antiel)による心理学研究グループは12人の被験者に対し、4週間かけてザ・ゲームに負けるたびに時間と原因を記録するように指示した。しかし、この研究自体は57%の負けを引き起こした。アンティールはこれが[[ツァイガルニク効果]]に帰因すると主張した。被験者の記録を見ると、負け回数は人によって大きく異なっている。一般的な負ける理由としては「メモ取りに思い出した」、「時計を見ると思い出した」や「同じくザ・ゲームに参加する者を見たり思い付いたりした」が挙げられる。最終的に「[[プライミング]]効果と鋭敏化は負けに大きな影響を及ぼすが、[[馴化]]と負けとの間に強い[[相関関係]]は見つからない」という結論が出された<ref name="antiel">{{cite web|url=http://www.losethegame.net/img/Cory%20Antiel%20-%20The%20Game%20Study.pdf|title=Cory Antiel The Game Study|date=2007-12-19|accessdate=2015-03-21}}</ref>。