「宇部湾岸道路」の版間の差分

宇部湾岸線の建設予定地には、[[渡辺翁記念会館]]等を手がけた[[村野藤吾]]の設計により建設された宇部工業会館（後の宇部興産本社旧館）が立地していたが、[[2000年]]（平成12年）に取り壊された。建物の解体工事に伴い、敷地内に植樹されていた20数本の[[クスノキ]]や[[ソテツ]]等は近隣の事業所に順次移植された。興産本社前交差点の角に残されていた最後のクスノキ2本のうち1本は、2010年（平成22年）に宇部市東吉部の[[精華学園高等学校]]に移植された<ref>{{Cite news |title="生き証人"クスノキ移植 |newspaper=宇部日報 |date=2010-03-16 |url=http://ubenippo.co.jp/2010/03/post-871.html |accessdatearchiveurl=http://web.archive.org/web/20111017200401/https://ubenippo.co.jp/2010/03/post-871.html|archivedate=2011-10-17|accessdate=2021-09-2113}}</ref>。

終点となる東須恵ICは、[[宇部興産専用道路]]を活用したロングランプとなったが、この区間の宇部興産道路沿線は住宅地となっており、元々宇部興産と地元住民の間で夜間の走行は行わないとする旨の協定が締結されていた。宇部湾岸線は一般道路であり常時車両が通行することになる為、騒音を懸念する地元住民と山口県との間で協議が行われた。その結果、当初計画では宇部興産道路の4車線のうち東側の2車線を宇部湾岸線に転用し、西側の2車線は3車線に拡幅して宇部興産が使用する予定であったが、道路の拡幅は行わず、夜間騒音を抑える工法を採用して建設することを条件に合意した<ref>{{Cite news |title=湾岸道路、西中町の国道190号 車線切り替え |newspaper=宇部日報 |date=2010-07-31 |url=http://ubenippo.co.jp/2010/07/post-1211.html |accessdatearchiveurl=http://web.archive.org/web/20111017232916/http://ubenippo.co.jp/2010/07/post-1211.html|archivedate=2011-10-17|accessdate=2021-09-2113}}</ref>。