「ルカ・シニョレッリ」の版間の差分

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[[コルトーナ]]の出身で、師は[[ピエロ・デラ・フランチェスカ]]であるとされるが、画風は師の理知的で静けさに満ちた作風とは異なり、ダイナミックな線描と正確な人体表現が特色である。[[サンドロ・ボッティチェリ|ボッティチェリ]]、[[ペルジーノ]]らとともに、[[バチカン]]の[[システィーナ礼拝堂]]の壁画装飾に携わっており、当代一流の画家とみなされていたことがわかる。
 
シニョレッリの裸体表現の彫刻的な力強さは[[ミケランジェロ・ブオナローティ|ミケランジェロ]]の画風の先駆をなすものである。[[ジョルジョ・ヴァザーリ|ヴァザーリ]](画家・美術史家)によれば、ミケランジェロはシニョレッリの仕事をいつも賛嘆しており、ミケランジェロ自身の代表作「最後の審判」の制作にあたってシニョレッリの表現を参考にしたという。イタリア中部[[オルヴィエート]]の大聖堂にある「最後の審判」を題材とした壁画連作が代表的な仕事である。[[男の肖像 (シニョレッリ)|男の肖像]] ([[ベルリン絵画館]]) のような肖像画も残している。
 
 
== 代表作 ==
* 罪されし者を地獄へ追いやる天使(地獄)、蘇る死者(1500 - 1504頃)([[オルヴィエート]]大聖堂 サン・ブリツィオ礼拝堂)<ref name=Miyashita>{{Cite book|和書 |author = [[宮下規久朗]] |year = 2015 |title = しぐさで読む美術史 |publisher = [[筑摩書房]] |page = 75 |isbn = 978-4-480-43318-3}}</ref>
* 十字架上のキリストと[[マグダラのマリアのいる磔刑]](1500頃)([[ウフィツィ美術館]])
* 聖家族と聖カタリナ(1490年代)(フィレンツェ、[[ピッティ美術館]])