「無菌播種」の版間の差分

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[[ラン科]]の植物の[[種子]]ほとんど栄養分を含んでいないので、[[ラン菌]]と呼ばれる微生物と[[共生]]状態になり、栄養分の提供を受けないとほぼ[[成長]]しない。しかし、好適な菌類の接種はなかなかに困難である。そのため人工的に[[さく果]]ごと[[殺菌]]して、栄養成分の入った[[培地]]などに無菌的に播種することで比較的簡便に大量増殖できる。
 
ただし、一部のランには種子に強い休眠(発芽抑制)があり、抑制を解除するために低温処理、洗浄処理などの特殊な手法が必要となる。
また特殊な栄養要求性をもつものがあり、それらは一般の植物と同じ培地では育成が難しい。
 
一般にラン科植物は発芽初期には硝酸還元酵素の活性が低く、硝酸イオンのみを窒素源とする培地では生育が悪いか、あるいは育たない。初期栄養としてアンモニウムイオン、あるいは有機窒素源が培地に含まれなければならないが、これらの窒素源と硝酸イオンの適正比率・適正濃度はランの種類によって大幅に異なる。ある種のランに好適な培地でも、他種はまったく発芽・生長しないことも珍しいことではない。
商業的に利用されることの少ない種類では情報自体が乏しく、好適条件がいまだ明確でない場合も多い。
 
[[Category:農業技術|むきんはしゆ]]
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