「ナキリスゲ」の版間の差分
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しかし、近縁種がいくつかあり、それらの区別がやや難しい。ナキリスゲの特徴である、すべての小穂が雄雌性で、花茎の節から時に複数の小穂が出ること、花茎の苞に鞘があること、果胞が偏平で嘴があること、柱頭が二つに分かれることなどをほぼ共有するものをナキリスゲ節にまとめるが、これに属する種は日本には10種足らずがあり、いずれも非常によく似ている。ただし、いずれもナキリスゲ程の普通種ではない。したがって、こういうスゲを見た時に、それをナキリスゲと判断してもたいていは間違いない。ただし[[コゴメスゲ]]は南寄りの地域ではかなり普通にある。ついでに琉球列島ではこの類はほとんどコゴメスゲしかないので、これも楽である。
正確な判断は果胞などを見る必要がある。ちなみにこの類の中でのナキリスゲの特徴は果胞に毛が多いことである。肉眼では分かりにくいが、ルーペや双眼実体顕微鏡で見ると、表面に一面にはえているのが分かる。他の種では周辺に生える程度で、毛が少ないものが多い。もっとも、[[同定]]を間違ってもそれを指摘する人はあまりいないかも知れない。
ナキリスゲ節 Sect. Graciles
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*オキナワヒメナキリ ''C. tamakii'' T. Koyama
*ムニンナキリスゲ ''C. hattoriana'' Nakai et Tuyama
*チチジマナキリスゲ ''C.
== 参考文献 ==
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