「カワサキ・KR」の版間の差分

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直径記号はφではなく ⌀ を使う。また ⌀ は数値の前に置き、直径・径および単位ミリメートルは省略すること。径○○φは誤用。ほかWP:JPE#単位。
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{{otheruses|公道市販車のカワサキ・KR|ロードレーサー(競技用バイク)のカワサキ・KR|カワサキ・KR (ロードレーサー)}}
<!-- 定義 -->
'''カワサキ・KR'''(ケイアール)は、[[川崎重工業]]が製造販売していた[[オートバイ]]のシリーズ車種で、カワサキ唯一の250cc250 [[立方センチメートル|cc]][[2ストローク機関|2サイクル]]ロード[[レーサーレプリカ]]である。KR250→KR250S→KRKR250 → KR250S → KR-1→KR1 → KR-1S/Rの順で発売されていた。
 
== 概要==
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しかし発売時のカワサキは世界選手権から撤退しており、過去のレーサーをイメージしただけでは販売量に直結しなかったこと、機構上複雑でありコスト増を招くこと(前後シリンダの速度差を吸収するクラッチ機構やサイドに設けられたロータリーバルブ、特異なリアショックユニット)などから[[1988年]]に発売されたKR-1(ケーアールワン)では[[排気デバイス]]([[KIPS]])搭載の通常のパラレルツインに変更されるが、1年でフルモデルチェンジを行なってKR-1S(SPモデルとしてR)に移行し、そのKR-1S/Rも2年でカタログ落ちした。
 
次期モデルとしてV型エンジンのX-09が開発されていたがWGP250にスポット参戦しただけで市販されずに終わっている、その他、ワークスレーサーのKR500(2サイクルスクエア4気筒)という物も存在する。また空冷2サイクル単気筒の小排気量マシンとして[[カワサキ・AR]]シリーズが市販されており、125cc125 cc /80cc 80 cc /50cc 50 ccの車両が存在、海外向けとしてタイカワサキのKR150などが存在する。この後、カワサキの日本国内における同タイプ(フルカウル2サイクルスポーツ)の車種は販売されていないが、前述のKR150に端を発する150㏄のフルカウル2サイクルスポーツがモデルチェンジを繰り返しながら、長期間(最後発のニンジャ150RRは、2012年~2015〜2015年に亘ってインドネシア向け。)製造販売されていた。
 
マシンスペック的には高水準・クラス最軽量な車体であるにもかかわらず、販売実績は芳しくなく販売年数も短期間だったため、販売台数は国内4メーカー同形車種中([[スズキ・ガンマ|RG250Γ]]、RGV250Γ、[[ホンダ・NS|NS250R/F]]、[[ホンダ・NSR250R|NSR250R]]、[[ヤマハ・TZR|TZR250]])で最も少ないと思われる。希少な車種であり、2000年以降の2サイクル規制のために中古車の価格も高い。
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*エンジン形式:
:水冷2サイクル[[2ストローク機関|クランクケースリードバルブ]]
:ラジエター液容量:1500CC:1500 cc
:電子式可変排気バルブ([[KIPS]])装備
*総排気量:249cc:249 cc
*ボア×ストローク:56×50.6 mm
*最高出力:45 psPS / 10,000 rpm
*最大トルク:3.7kg-7 kg&middot;m/8,500 rpm
*始動方式:キック
*点火方式:CDI
*ミッション:6速
*ミッションオイル:SEグレード 10W30/10W40 850ml850 ml
*クラッチ:湿式多板
*燃料タンク容量:16 L
*エンジンオイル容量:1200CC:1200 cc
*キャスター角:24度
*タイヤサイズ:
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:R:130/60-18
*[[キャブレター]]:[[ケーヒン|KEIHIN]] PWK28Φ(MJ#135,PJ#38,JN N68A)
:AS 1+1/2戻し アイドリング:900~1100rpm900〜1100 rpm
*チェーン:520/106L
*スプロケット
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:R:40丁
*点火プラグ:[[日本特殊陶業|NGK]] BR9ES / [[デンソー|ND]] W27ESR (標準熱価)
*バッテリー:12V:12 4AhV・4 Ah (YB4L-B)
*ヘッドライト:60 /55W 55 W
*テール/ブレーキライト:8 /27W 27 W
*ウィンカー:23W:23 x4W ×4
*フォーク径:インナー41Φ⌀41 正立フォーク
*フォークオイル:10W20 355ml355 ml/OH時 421±4ml4 ml レベル:125±2mm2 mm
*リアサス:伸縮減衰調整付きモノショック
*ブレーキ:
:F:片押2POT2 POT 280 mmディスク×2
:R:片押2POT2 POT 200 mmディスク
他に純正部品にF3キット、SPキット(混合ガス仕様)があり(チューニングマニュアルも純正で用意されていた)チューニング後の出力は最大68Ps(68 [[仏馬力|PS]](公称)に達する
 
国内向けの車体カラーはライムグリーン・白、赤・白
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*エンジン形式:
:水冷2サイクルクランクケースリードバルブ
:ラジエター水量:1500cc:1500 cc
:電子式可変排気バルブ([[KIPS]])装備
*総排気量:249cc:249 cc
*ボア×ストローク:56×50.6 mm
*最高出力:45 psPS / 10,000 rpm
*最大トルク:3.7kg-7 kg&middot;m/8,000 rpm
*始動方式:キック
*点火方式:[[CDI]]
*ミッション:6速
*クラッチ:湿式多板
*ミッションオイル:SEグレード  10W30/10W40 850ml850 ml
*燃料タンク容量:16 L
*エンジンオイル容量:1200cc:1200 cc
*キャスター角:24度
*タイヤサイズ:
101行目:
:MJ#140,PJ#38,JN C2:N68A (C3:99E)
[MJ#145,PJ#40,JN R1372J]
:AS 1+1/2戻し アイドリング:1100~1300rpm1100〜1300 rpm
*チェーン:520/108L
*スプロケット
107行目:
:R:40丁
*点火プラグ:[[日本特殊陶業|NGK]] BR10ES / [[DENSO]] W31ESR (標準熱価)
*バッテリー:12V:12 4AhV・4 Ah (YB4L-B)
*ヘッドライト:60 /55W 55 W
*テール/ブレーキライト:8 /27W 27 W
*ウィンカー:23W:23 x4W ×4
*フォーク径:インナー41Φ⌀41 正立フォーク
*フォークオイル:10W20 335ml335 ml±4ml 4 ml /OH時 396±4ml 4 ml レベル:150±2mm2 mm
*フォークアジャスタ:標準で20mm20 mm突出
*リアサス:リザーバータンク付 21段階圧側減衰/4段階伸側減衰モノショック
*リアショック減衰調整標準位置:圧側最強から9段戻/伸側II
*ショックガス圧:10kg:10 kg/[[平方センチメートル|cm<sup>2</sup>]]
*ブレーキ:
:F:対向4POT4 POT 300 mmディスク×2
:R:片押2POT2 POT 200 mmディスク
KR-1よりほぼ全面的に改修が行われている、カウル/灯火類は同一ながら、前後サスペンション(フォークアウターも別物、これによりフロントキャリパーもマウント互換の無い上位スペックの対向4POT4 POTの物に交換される、リアショックも別体式ショックに変更)、スイングアームの変更、最も判りやすい特徴としてメインフレームがリブの無い平面状になり、前後ホイール(3本より5本スポークへ)、エンジン(シリンダ・排気バルブの仕様変更と それに伴うキャブ設定変更)、クロスレシオギアミッション、[[チャンバー]]、[[キャパシター・ディスチャージド・イグニッション|CDI]]など各所が変更され、また当時はレーサーレプリカブームの最中であり黒塗りの鉄サイレンサーはレーシーで無いということからアルミ製に変更といった具合に車体各所に手が入り前モデルのKR-1と同一なのは外装のみという有様になっている。
車体カラー:国内 ライムグリーン/エボニー、ゼウスブルー/エボニー
 
ホイール・ブレーキディスクはZXR250(年式により差あり)と共通。フロントディスクも色は異なるが[[カワサキ・ゼファー]]、[[カワサキ・ZXR400|ZXR400]]など互換品は多い。リアキャリパースプロケット(丁数は異なる)についてもZXR250と共通で使用できる。フロントキャリパーはゼファー1100/400(年式あり)の対抗4POT向4 POTと同一である(色は異なるので部品番号も非一致)。キャブレターのPWK28は、右/左用がある専用品で、底にメインジェットの交換蓋は無く、スロットルバルブも非メッキ品。またスロットルカッタウェイは#3.5と2ストローク車専用品で出力特性が異なることから4ストローク車への流用には難がある。尚、KR-1R用のスロットルバルブはメッキ品である。
 
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