「三蔵法師」の版間の差分
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玄奘は仏教の聖典原典を求めてインドを周遊し『[[般若心経]]』(ただし異説もある)を中国にもたらした。更にその業績は『[[大唐西域記]]』や『[[大慈恩寺三蔵法師伝]]』としてまとめられ、後に『[[大唐三蔵取経詩話]]』でフィクションを含有するようになり、最終的には『[[西遊記]]』に結実して世界中に知られるようになった。このため[[日本]]では「三蔵法師」と言えば、玄奘を指すことが多い。
「三蔵法師」という[[称号]]を歴史的に見た場合、すでにインドで経論律の三蔵に通暁した僧侶を「三蔵法師」と呼んでいたとされる。中国でもこれにならい、[[南朝 (中国)|南朝]][[宋 (南朝)|宋]](420年
そして[[8世紀]]頃になると、渡来の訳経僧に限らず、中国の訳経高僧をも指して用いられるようになり、また過去の訳経僧にも遡って称されるようになった。玄奘が後世に「三蔵法師」と俗称されたのもこれによるものとされる。
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