「功夫」の版間の差分

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[[日本]]では1970年代から1980年代前半、[[カンフー映画]]の字幕や広告において「武術」あるいは「カンフー」と表示すべき部分を「[[空手道|空手]]」と表示するなどの誤りや、「日本から広まった空手の達人による空手映画」などといった現在から考えると信じられないような誤解もあった。カンフーブームが空手道場の入門者を増やすという現象も当時見られた。ただし、カンフー映画と空手が全く無縁なわけではなく、カンフー映画では中国武術ではない、空手や[[テコンドー]]をもとにしたアクションも多く見られた。
 
格闘技コミックを数多く描いた[[漫画原作者]]、[[梶原一騎]]は「ショーリンケン、コンフー、つまりカラテ!」などと、意図したものかは不明だが、[[ブルース・リー]]ブームを空手と結びつけるミスリードを誘う表現を多用した<ref>たとえば「[[プロレススーパースター列伝]]」講談社漫画文庫版2巻P32での[[アブドーラ・ザ・ブッチャー]]の台詞「ショーリンケン……コンフー……つ、つまり……東洋の神秘の格闘技カラテ!!」など。なお、実際にブッチャーが身につけているのは空手である。</ref>。またリーの成功以降、カンフーの修行者の記号化が促進され、中国拳法家といえば「[[漢服|中国服]](女性は[[チャイナドレス]])を着用して布靴<ref>{{Lang|zh-tw|懶漢鞋}}(ランハンシエ)</ref>を履き、戦闘時には上半身裸で[[ヌンチャク]]を振り回しホアアアアアアと奇声をあげる」「攻撃時にはアチョーと奇声を発する」などといったイメージが一般大衆間において形成された。1970-80年代には日本のテレビドラマ『[[ザ・ハングマン]]』シリーズ、『[[西部警察 PART-III]]』など<ref group="注">『ザ・ハングマン』にはドラゴンという香港人の青年がレギュラーキャラクターとして登場しており、当初は当時の香港人の姿を正確に描写していたが、のち記号化されたカンフー使いの姿に変更された。『西部警察 PART-III』においても、北条刑事が似たような経緯でキャラクター描写が変更されている。</ref>、非常に多くの映像作品においてこうした記号化されたカンフー使いが登場した。この時期においても、複数回の映画化の機会に恵まれ、知名度の高かった[[少林拳]]に関しては、日本人の[[宗道臣]]によって戦後に創始された[[少林寺拳法]]との混同こそあったものの比較的正確な姿<ref group="注">『[[仮面ライダースーパー1]]』においても、拳法の指導を行った拳法家・[[龍明広]]は姓名とともに流派も「北派少林拳」と正確にクレジットされた。</ref>で紹介されている。1990年代以降、格闘ゲームの流行などもあって中国拳法に関する情報量が増えたことからこうした傾向は薄れている。
 
== 脚注 ==