「ラーメン (骨組)」の版間の差分

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;特徴
:基本的には[[筋交い|ブレース]]や[[耐力壁|耐震壁]]が不要であるため、間仕切りのない、広々とした空間を作ることができる。
:[[荷重]]に対しては、主に柱と梁の曲げによって抵抗するため、柱と梁は非常に太いものとなる。一般的な柱の寸法は、[[鉄骨造]]で300mm角 - 900mm角程度、[[鉄筋コンクリート造]]で600mm角 - 1200mm角程度となる。
 
:[[荷重]]による部材の変形は、曲げ変形が支配的であり、せん断変形・軸方向変形はほとんど発生しない。
[[荷重]]に対しては、主に柱と梁の曲げによって抵抗するため、柱と梁は非常に太いものとなる。一般的な柱の寸法は、[[鉄骨造]]で300mm角 - 900mm角程度、[[鉄筋コンクリート造]]で600mm角 - 1200mm角程度となる。
:[[地震]]荷重・[[風]]荷重に対しての変形量は、[[壁式構造]]などに比べて大きくなる。しかし、大変形時においても粘り強く抵抗する特性がある。ただし、大変形に追従できない建具類や仕上げ材が損傷を受けることが多い。
 
[[荷重]]による部材の変形は、曲げ変形が支配的であり、せん断変形・軸方向変形はほとんど発生しない。
 
[[地震]]荷重・[[風]]荷重に対しての変形量は、[[壁式構造]]などに比べて大きくなる。しかし、大変形時においても粘り強く抵抗する特性がある。ただし、大変形に追従できない建具類や仕上げ材が損傷を受けることが多い。
 
;木造の場合
:[[木構造 (建築)|木造]]においては、部材同士を剛強に接合することが困難である(接合部に金物を用いたとしても、金物が木材にめり込みやすく、完全な剛接合を作ることは難しい)。しかし、近年[[ドリフトピン工法]]の普及に伴い、木質建築物においてもラーメン構造が可能となった。ラグスクリューボルトによる門型ラーメン構法がその代表例である。
 
=== 土木分野におけるラーメン構造 ===
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* [[不静定構造|不静定次数]]が非常に高いため、手計算による計算は困難である(非常に高次な[[線型方程式系|連立方程式]]を解かなければならない)。そのため、手計算の場合、近似的な解を求める方法として、[[固定モーメント法]]や[[D値法]]がよく用いられる。
* [[コンピュータ]]を用いた計算では、[[マトリックス変位法]]を用いることによって、すべての節点の変位とすべての部材の応力を正確に求めることができる。これは、市販の構造計算ソフトによって行うことができる。
 
== 関連項目 ==
* [[構造力学]]
<!--** [[撓角法]]-->
* [[構造計算]]
* [[トラス構造]]
* [[壁式構造]]
* [[ブレース構造]]
* [[架構式構造]]
* [[鉄骨造]](S造)
* [[鉄筋コンクリート造]](RC造)
* [[鉄骨鉄筋コンクリート造]](SRC造)
<!--* [[木造軸組構法]]-->
* [[ラーメン橋]]
<!--* [[国鉄63系電車]]-->
 
== 参考文献 ==
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<!--どの版を参照したが分からないので、書誌データにあるものを列挙した。よって余丁データとなっているので、加筆願う。-->
{{Refend}}
== 関連項目 ==
* [[構造力学]]
* [[構造計算]]
* [[トラス構造]]
* [[架構式構造]]
* [[鉄骨造]](S造)
* [[鉄筋コンクリート造]](RC造)
* [[鉄骨鉄筋コンクリート造]](SRC造)
* [[ラーメン橋]]
 
{{Normdaten}}
{{デフォルトソート:らあめん}}