「タイ国鉄ADR型気動車」の版間の差分

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== 1次車と2次車について ==
[[ファイル:Thailand_SRT_2514.jpg|thumb|left|1次車2両に挟まる2次車。断面がせり出ていることや裾の折れ曲がりの角度の違いから、車幅が異なることが分かる。]]
本形式には1995年に導入された1次車(2513 - 2524、2121 - 2128)と、1996年に導入された2次車(2525 - 2544)が存在する<ref group="注釈">"2500形1次車/2次車"や、"2100形1次車/2次車"とは別の区分である。</ref>。1次車は2次車に比べて車幅がやや狭く、2次車が全体的に丸みを帯びた断面であるのに対して1次車は細長い面持ちをしている。車幅が異なること、車両定員が異なることを除いて基本的に1次車と2次車の仕様は同じであるが、2次車は制御車のみの製造であり、中間車は製造されなかった。。なお1次車と2次車を別の形式(APD-20型とAPD-60型など)として見ることもあり、この場合は本形式全般のことをAPD'''系'''などと呼ぶ。2次車は制御車のみの製造であり、中間車は製造されなかった
 
当初1次車は急行用、2次車は特急用とされ、最高速度も2次車がASR型と同じ120 km/hであったのに対し、1次車は100 km/hに抑えられていた。しかし先に特急運用に就いていたASR型が予想よりも早く不具合を来して車両不足を起こしたため、1次車も最高速度が120 km/hに引き上げられ<ref group="注釈">本来同形の機関を搭載しているため、速度引き上げに際しての改造等は行われていない。</ref>、2次車と共通で特急運用に充当されることとなった。ADR型1次車の特急運用への格上げによって車両が不足した急行列車では、二等冷房中間車の[[タイ国鉄ATR型気動車|ATR型]]を本来近郊列車用として製造された[[タイ国鉄THN型気動車|THN型]]や[[タイ国鉄NKF型気動車|NKF型]]が挟んだ列車が運用されている。
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== 車両 ==
=== 車体 ===
[[画像:Thailand_SRT_1053.jpg|right|thumb|200px|大宇製の2等寝台車]]
本形式と同じ[[大宇重工業|大宇]]製で同時期に大量に導入された2等寝台車と同様の、コルゲート処理されたステンレス車体を持つ。車両全長は24 mを超え、一般的な客車や気動車はもとよりASR型と比べても1 mほど長い。先述の通り、1次車と2次車では車幅が異なる。
 
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{{脚注ヘルプ}}
<references />
 
== 関連項目 ==
* [[タイ国有鉄道の車両形式]]
 
{{DEFAULTSORT:たいこくてつADRかたきとうしや}}