「新所沢駅」の版間の差分

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当駅の母体となったのは、[[1938年]]([[昭和]]13年)[[6月21日]]に開業した「'''所沢飛行場前駅'''」である。この駅は[[陸軍所沢飛行場]]にあった[[陸軍航空技術学校]]の校長の要請と、所沢市街北部の開発および周辺住民の便宜を図るため、同飛行場に通じる道の入口、新宿線が[[東川 (埼玉県)|東川]]を渡る場所の本川越寄りに設置された<ref>現在の新所沢駅所在地から1.5キロほど南東、[[所沢航空記念公園]]の真南にあたる。</ref>。
 
この所沢飛行場前駅は、川を越えるガードの袂の[[盛土|築堤]]上に張りつくようにしてホームと小さな駅舎が設けられた[[単式ホーム]]1面1線の棒線駅で、駅舎へは階段が通じていた[http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Asagao/4907/Miyukicho_eki.html]。飛行場に通う陸軍関係者の利用のほか、市街中心地に近いことから通勤・通学客など地元の利用者も多く、[[19411940年]](昭和1615年)[[412月1日]]に[[防諜]]のため所在地より「'''所沢御幸町駅'''」と改称された後も休止などされることなく戦中・戦後を通じて営業を続けていた。
 
しかし、戦後、所沢御幸町駅と[[入曽駅]]の間で大きな問題が発生した。当時、現在の当駅所在地付近には在日米軍が設けた兵器補給廠への[[停車場#側線|側線]]が分岐していたが、そこへの貨物輸送の頻度が激しくなったため、列車の[[ダイヤグラム|ダイヤ]]設定に支障をきたすようになっていたのである。
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前身の所沢飛行場前駅→所沢御幸町駅からのものを記す。
* [[1938年]]([[昭和]]13年)[[6月21日]] - '''所沢飛行場前駅'''として開業(現:所沢市[[御幸町 (所沢市)|御幸町]]、東川のガード付近)。
* [[1940年]](昭和15年)[[12月1日]] - '''所沢御幸町駅'''に改称<ref>鉄道省監督局「[{{NDLDC|2364375/69}} 地方鉄道・軌道異動並に現況表]」『電気協会雑誌』第231号、日本電気協会、1941年3月、附録2頁。(国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。
* [[1941年]](昭和16年)[[4月1日]] - 軍施設が明らかとなる名称は相応しくないとして、'''所沢御幸町駅'''に改称。
* [[1951年]](昭和26年)[[6月11日]] - 米軍基地へ軍事物資を貨物輸送するため、所沢御幸町駅を1.4km北へ移設し'''北所沢駅'''を開業(ほぼ現在の場所)。
* [[1959年]](昭和34年)[[2月1日]] - '''新所沢駅'''に改称。