「セバシン酸ジブチル」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
ページ「Dibutyl sebacate」の翻訳により作成 |
(相違点なし)
|
2021年10月18日 (月) 08:16時点における版
セバシン酸ジブチル(Dibutyl sebacate、DBS)は、セバシン酸のジブチルエステルである。主な用途はプラスチックの可塑剤であり、酢酸酪酸セルロースや酢酸プロピオン酸セルロース、エチルセルロース、ポリビニルブチラール、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、あるいは多くの合成ゴム(特にニトリルゴムおよびクロロプレンゴム)またはその他のプラスチックに添加される。食品包装業界で使用されるプラスチックフィルムの他、医療機器や錠剤あるいはフィルムコート剤といった医薬品用途にも使用される[1]。シェービングローションの潤滑剤の他、ノンアルコール飲料やアイスクリーム、キャンディ、焼き菓子などの香料として食品添加物の用途もある。さまざまなプラスチック材料に使用でき、低温で特性に優れ、耐油性も良好である。商品名としてはモーフレックス(Morflex)、コダフレックス(Kodaflex)、ポリサイザー(polycizer)、プロヴィプラスト1944(Proviplast 1944)、PX404などがある。この他、魚雷用推進剤のオットー燃料IIに減感剤として添加されている。
参考文献
- ^ chemicalland21.com Dibutyl Sebacate Archived 2010-01-30 at the Wayback Machine.