「博物画」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
図譜 |
m 肖像画の英語表記“portrait”のスペルミスを修正しました。 タグ: ビジュアルエディター モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
||
1行目:
[[画像:Dürer_-_Rhinoceros.jpg|thumb|300px|[[アルブレヒト・デューラー|デューラー]]『[[犀 (木版画)|犀]]』]]
'''博物画'''（はくぶつが、{{lang-en-short|natural history illustration}}）もしくは'''図鑑絵・図譜・画譜'''とは、[[動物]]・[[植物]]および[[鉱物]]などの観察対象の姿を詳細に記録するために描かれる絵である。'''[[植物画]]'''（{{lang-en-short|botanical art}}）と'''[[動物画]]'''（{{lang-en-short|zoological art}}）に大別され、動物画はさらに外形を描く'''肖像画'''（{{lang-en-short|
[[アルブレヒト・デューラー]]の『犀』に代表されるように、16世紀ヨーロッパで[[博物学]]と共に発展した。美術における[[静物画]]（{{lang-fr-short|nature morte}}）とは異なり科学性が重視され<ref name="id" />、正確な観察には博物学や[[解剖学]]の知識も不可欠であったことから学者の指示を受け作画が行われた<ref name="vd" />。中国には[[花鳥画]]の伝統があったが、気（自然のエネルギー）の描出のため背景を重視する花鳥画とも異なり、博物画では背景は描かれないか簡略化される傾向にあった<ref name="vd" />。屋外で素早く写生する必要性から速乾性の[[ガッシュ]]が用いられ、後にはこれを[[銅版画]]に起こし、点描で陰影をつけ手彩色も行われるようになった<ref name="id" /><ref name="vd" />。
| |||